お知らせ
I Dig Eduを窓口にした以下の講座は終了しました。2025年9月6日(土) オンライン講座 「小学校の読書教育の現状と課題」 近日中に「司書のまなび」に報告を掲載予定です。
I Dig Eduに動画コンテンツ「学校図書館を活用した教科連携事例 東京学芸大学附属国際中等教育学校の実践から」を掲載しました。
「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(2024年8月21日のオンラインイベント 筑波大学教授 吉田右子氏と前みんなの森メディアコスモス総合プロデューサー 吉成信夫氏との対談です。必見!)
過去の文科省事業報告会は、司書の学び から視聴申し込みができます。
また、当サイトが応援している、「10代がえらぶ海外文学大賞」は、いよいよ10代の皆さんによる投票期間となりました。トピックスでも紹介しています。
新着案内
「今月の学校図書館」は東京学芸大学附属竹早中学校です。
「授業と学校図書館」は、「6年生が運営します!」公共図書館が小学校の探究授業に協力したら…です。
授業実践事例:教科別目次
授業に役立つ学校図書館活用データベース:事例検索
コンテンツ詳細
管理番号 A0325
校種 中学校
教科・領域等 家庭
単元 中山間地域の暮らし
対象学年 中1
活用・支援の種類 授業相談 資料提供 ブックリスト作成 授業補助
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む) 図書館で、中山間地域について考えるワールドカフェ方式の授業を行いたいので支援してほしい。
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項 授業のねらいは、中山間地域についての理解を深めることにある。今回はユニークな取組を続けている島根県隠岐郡海士町をとりあげ、小さな離島の町でどのような試みがされているかを各自調べて、模造紙に書き込みながら、グループでゆるく交流をし、後半家庭科室で、中山間地域の特産物のひとつであるミルクジャムをつくって味わう活動も行う。
提示資料

『スギナの島留学日記』(渡邊杉菜緒 岩波書店 2014)
本土から海士町にある県立隠岐島前高等学校に留学した著者が、2年半にわたって体験したことが平易な文章で生き生きと描かれている。事前に、この本の中から読んでほしい箇所を教員が選び、資料として手渡した。

『地方創世ビジネスの教科書』増田寛也監修・解説 文藝春秋 2015
2014年出版された著者の『地方消滅』という本が話題になり、では消滅しないためにはどうしたらいいか…という質問が寄せられたという。この本は地方に活力を取り戻し、持続可能なまちづくりに成功した10地域の事例を紹介している。第10章が、島根県隠岐郡海士町をとりあげているので、その部分をコピーして資料として用意した。

『僕たちは島で、未来を見ることにした』巡の環著 木楽舎 2012
人口減少、少子高齢化、財政難…これは未来の日本の課題だが、この島はすでにこの課題に直面している。だとすれば、この島で持続可能な社会モデルをつくることができたら、それは社会を変えるきっかけになる、社会の希望になれる…。そう信じて、そしてそれを実現した記録です。(今回の授業では、生徒がこの資料を読む時間はありませんでしたが。)
参考資料(含HP)
参考資料リンク http://
ブックリスト 海士町関連資料リスト.xlsx
キーワード1 ワールドカフェ方式
キーワード2 中山間地域
キーワード3 まちおこし
授業計画・指導案等
児童・生徒の作品 http://www.u-gakugei.ac.jp/~schoolib/htdocs/index.php?key=jo873d7na-1330#_1330
授業者 桒原智美
授業者コメント ワールドカフェ方式(1テーブル4人、模造紙に思いついたことを自由に書いていく、1人を残して移動、情報をみんなで共有) の授業の良さのひとつは、通常の授業ではめったに発言しない生徒のつぶやきを周囲の生徒が拾い上げてくれることだ。さらに、グループメンバーが固定されず、動いていくことで様々なクラスメートとのコミュニケーションの場面が生まれる。自分の意見も他者の意見も自由に出せる雰囲気は、学びの集団にとって大切な要素といえる。また、学校図書館で行うことで思考に必要な情報を得ることができることも大きい。
ただ、自ら課題を見つけていくには、個人の成熟の段階も大いに関係しているため、今回は中1でも可能なテーマで行ったが、扱うテーマによっては、中3以降が望ましいのかもしれない。
しかし、段階を踏みながら、このような形態の学びを行っていくことの意義は大きいと感じた。
司書・司書教諭コメント 昨年は、同様の試みを選択家庭の授業で行ったため、午前中4時間を使うことができた。今年は、通常の100分授業のなかで行ったため、かなりタイトなスケジュールとなった感は否めない。しかし先生の話しや、用意した資料から遠い離島の海士町の取組のユニークさは生徒にも伝わり、班によっては活発な交流も見られた。模造紙に自由に書きこんでいく作業や、グループのメンバーを変えていくことも含め、図書館での活動としてはこのような形態での学びは向いているように思う。
欲を言えば、あと一時間あれば、もう少し資料を読み込んだり、机に用意した資料以外のものにも目を向ける余裕ができて、より深めることができたのではと感じた。
この授業をするにあたっては、海士町立中央図書館の司書、磯谷奈緒子さんにたいへんお世話になった。昨年は資料や、特産物を紹介いただき、今年は桒原教諭が実際に海士町を訪れ、案内していただいた。
情報提供校 東京学芸大学附属世田谷中学校
事例作成日 2018.11.17
事例作成者氏名 村上恭子
記入者:村上
カウンタ
3414438 : 2010年9月14日より
I Dig Eduを窓口にした以下の講座は終了しました。2025年9月6日(土) オンライン講座 「小学校の読書教育の現状と課題」 近日中に「司書のまなび」に報告を掲載予定です。
I Dig Eduに動画コンテンツ「学校図書館を活用した教科連携事例 東京学芸大学附属国際中等教育学校の実践から」を掲載しました。
「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(2024年8月21日のオンラインイベント 筑波大学教授 吉田右子氏と前みんなの森メディアコスモス総合プロデューサー 吉成信夫氏との対談です。必見!)
過去の文科省事業報告会は、司書の学び から視聴申し込みができます。
また、当サイトが応援している、「10代がえらぶ海外文学大賞」は、いよいよ10代の皆さんによる投票期間となりました。トピックスでも紹介しています。
「今月の学校図書館」は東京学芸大学附属竹早中学校です。
「授業と学校図書館」は、「6年生が運営します!」公共図書館が小学校の探究授業に協力したら…です。
授業実践事例:教科別目次
授業に役立つ学校図書館活用データベース:事例検索
コンテンツ詳細
管理番号 A0325
校種 中学校
教科・領域等 家庭
単元 中山間地域の暮らし
対象学年 中1
活用・支援の種類 授業相談 資料提供 ブックリスト作成 授業補助
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む) 図書館で、中山間地域について考えるワールドカフェ方式の授業を行いたいので支援してほしい。
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項 授業のねらいは、中山間地域についての理解を深めることにある。今回はユニークな取組を続けている島根県隠岐郡海士町をとりあげ、小さな離島の町でどのような試みがされているかを各自調べて、模造紙に書き込みながら、グループでゆるく交流をし、後半家庭科室で、中山間地域の特産物のひとつであるミルクジャムをつくって味わう活動も行う。
提示資料

『スギナの島留学日記』(渡邊杉菜緒 岩波書店 2014)
本土から海士町にある県立隠岐島前高等学校に留学した著者が、2年半にわたって体験したことが平易な文章で生き生きと描かれている。事前に、この本の中から読んでほしい箇所を教員が選び、資料として手渡した。

『地方創世ビジネスの教科書』増田寛也監修・解説 文藝春秋 2015
2014年出版された著者の『地方消滅』という本が話題になり、では消滅しないためにはどうしたらいいか…という質問が寄せられたという。この本は地方に活力を取り戻し、持続可能なまちづくりに成功した10地域の事例を紹介している。第10章が、島根県隠岐郡海士町をとりあげているので、その部分をコピーして資料として用意した。

『僕たちは島で、未来を見ることにした』巡の環著 木楽舎 2012
人口減少、少子高齢化、財政難…これは未来の日本の課題だが、この島はすでにこの課題に直面している。だとすれば、この島で持続可能な社会モデルをつくることができたら、それは社会を変えるきっかけになる、社会の希望になれる…。そう信じて、そしてそれを実現した記録です。(今回の授業では、生徒がこの資料を読む時間はありませんでしたが。)
参考資料(含HP)
参考資料リンク http://
ブックリスト 海士町関連資料リスト.xlsx
キーワード1 ワールドカフェ方式
キーワード2 中山間地域
キーワード3 まちおこし
授業計画・指導案等
児童・生徒の作品 http://www.u-gakugei.ac.jp/~schoolib/htdocs/index.php?key=jo873d7na-1330#_1330
授業者 桒原智美
授業者コメント ワールドカフェ方式(1テーブル4人、模造紙に思いついたことを自由に書いていく、1人を残して移動、情報をみんなで共有) の授業の良さのひとつは、通常の授業ではめったに発言しない生徒のつぶやきを周囲の生徒が拾い上げてくれることだ。さらに、グループメンバーが固定されず、動いていくことで様々なクラスメートとのコミュニケーションの場面が生まれる。自分の意見も他者の意見も自由に出せる雰囲気は、学びの集団にとって大切な要素といえる。また、学校図書館で行うことで思考に必要な情報を得ることができることも大きい。
ただ、自ら課題を見つけていくには、個人の成熟の段階も大いに関係しているため、今回は中1でも可能なテーマで行ったが、扱うテーマによっては、中3以降が望ましいのかもしれない。
しかし、段階を踏みながら、このような形態の学びを行っていくことの意義は大きいと感じた。
司書・司書教諭コメント 昨年は、同様の試みを選択家庭の授業で行ったため、午前中4時間を使うことができた。今年は、通常の100分授業のなかで行ったため、かなりタイトなスケジュールとなった感は否めない。しかし先生の話しや、用意した資料から遠い離島の海士町の取組のユニークさは生徒にも伝わり、班によっては活発な交流も見られた。模造紙に自由に書きこんでいく作業や、グループのメンバーを変えていくことも含め、図書館での活動としてはこのような形態での学びは向いているように思う。
欲を言えば、あと一時間あれば、もう少し資料を読み込んだり、机に用意した資料以外のものにも目を向ける余裕ができて、より深めることができたのではと感じた。
この授業をするにあたっては、海士町立中央図書館の司書、磯谷奈緒子さんにたいへんお世話になった。昨年は資料や、特産物を紹介いただき、今年は桒原教諭が実際に海士町を訪れ、案内していただいた。
情報提供校 東京学芸大学附属世田谷中学校
事例作成日 2018.11.17
事例作成者氏名 村上恭子
記入者:村上
カウンタ
3414438 : 2010年9月14日より
コンテンツ詳細
管理番号 | A0325 |
---|---|
校種 | 中学校 |
教科・領域等 | 家庭 |
単元 | 中山間地域の暮らし |
対象学年 | 中1 |
活用・支援の種類 | 授業相談 資料提供 ブックリスト作成 授業補助 |
図書館とのかかわり (レファレンスを含む) | 図書館で、中山間地域について考えるワールドカフェ方式の授業を行いたいので支援してほしい。 |
授業のねらい・協働に あたっての確認事項 | 授業のねらいは、中山間地域についての理解を深めることにある。今回はユニークな取組を続けている島根県隠岐郡海士町をとりあげ、小さな離島の町でどのような試みがされているかを各自調べて、模造紙に書き込みながら、グループでゆるく交流をし、後半家庭科室で、中山間地域の特産物のひとつであるミルクジャムをつくって味わう活動も行う。 |
提示資料 | |
![]() | 『スギナの島留学日記』(渡邊杉菜緒 岩波書店 2014) 本土から海士町にある県立隠岐島前高等学校に留学した著者が、2年半にわたって体験したことが平易な文章で生き生きと描かれている。事前に、この本の中から読んでほしい箇所を教員が選び、資料として手渡した。 |
![]() | 『地方創世ビジネスの教科書』増田寛也監修・解説 文藝春秋 2015 2014年出版された著者の『地方消滅』という本が話題になり、では消滅しないためにはどうしたらいいか…という質問が寄せられたという。この本は地方に活力を取り戻し、持続可能なまちづくりに成功した10地域の事例を紹介している。第10章が、島根県隠岐郡海士町をとりあげているので、その部分をコピーして資料として用意した。 |
![]() | 『僕たちは島で、未来を見ることにした』巡の環著 木楽舎 2012 人口減少、少子高齢化、財政難…これは未来の日本の課題だが、この島はすでにこの課題に直面している。だとすれば、この島で持続可能な社会モデルをつくることができたら、それは社会を変えるきっかけになる、社会の希望になれる…。そう信じて、そしてそれを実現した記録です。(今回の授業では、生徒がこの資料を読む時間はありませんでしたが。) |
参考資料(含HP) | |
参考資料リンク | http:// |
ブックリスト | 海士町関連資料リスト.xlsx |
キーワード1 | ワールドカフェ方式 |
キーワード2 | 中山間地域 |
キーワード3 | まちおこし |
授業計画・指導案等 | |
児童・生徒の作品 | http://www.u-gakugei.ac.jp/~schoolib/htdocs/index.php?key=jo873d7na-1330#_1330 |
授業者 | 桒原智美 |
授業者コメント | ワールドカフェ方式(1テーブル4人、模造紙に思いついたことを自由に書いていく、1人を残して移動、情報をみんなで共有) の授業の良さのひとつは、通常の授業ではめったに発言しない生徒のつぶやきを周囲の生徒が拾い上げてくれることだ。さらに、グループメンバーが固定されず、動いていくことで様々なクラスメートとのコミュニケーションの場面が生まれる。自分の意見も他者の意見も自由に出せる雰囲気は、学びの集団にとって大切な要素といえる。また、学校図書館で行うことで思考に必要な情報を得ることができることも大きい。 ただ、自ら課題を見つけていくには、個人の成熟の段階も大いに関係しているため、今回は中1でも可能なテーマで行ったが、扱うテーマによっては、中3以降が望ましいのかもしれない。 しかし、段階を踏みながら、このような形態の学びを行っていくことの意義は大きいと感じた。 |
司書・司書教諭コメント | 昨年は、同様の試みを選択家庭の授業で行ったため、午前中4時間を使うことができた。今年は、通常の100分授業のなかで行ったため、かなりタイトなスケジュールとなった感は否めない。しかし先生の話しや、用意した資料から遠い離島の海士町の取組のユニークさは生徒にも伝わり、班によっては活発な交流も見られた。模造紙に自由に書きこんでいく作業や、グループのメンバーを変えていくことも含め、図書館での活動としてはこのような形態での学びは向いているように思う。 欲を言えば、あと一時間あれば、もう少し資料を読み込んだり、机に用意した資料以外のものにも目を向ける余裕ができて、より深めることができたのではと感じた。 この授業をするにあたっては、海士町立中央図書館の司書、磯谷奈緒子さんにたいへんお世話になった。昨年は資料や、特産物を紹介いただき、今年は桒原教諭が実際に海士町を訪れ、案内していただいた。 |
情報提供校 | 東京学芸大学附属世田谷中学校 |
事例作成日 | 2018.11.17 |
事例作成者氏名 | 村上恭子 |
記入者:村上