ふしぎ!?ありえない!

2023-01-12 10:54 | by 金澤(主担) |

 今回、紹介するブックトークは、急遽メディアの時間(図書の時間)として来館した3年生に紹介したものです。
 
 『ヌラリヒョンパパにまかせない ドロロン村のなかまたち』   富安陽子(作)理論社
 「3年生におすすめの本10さつチャレンジ」のリストに『妖怪一家九十九さん』富安陽子(作)理論社のシリーズがあります。その本に出てくるヌラリヒョンパパが主人公の本です。
 ドロロン村の住民は、おばさんが3人だけになってしまったので、住民を募集することにしました。募集のチラシに「心優しい方なら誰でも大歓迎」と書いたので、人間ではない者たちがやって来たのです。こうして、ドロロン村は、人間と妖怪が仲良く暮らす村になったのです。そこで、役場の仕事を任されたのが、ヌラリヒョンパパだったのです。




『菜の子ちゃんと龍の子』
富安陽子(作)福音館書店

 これも富安陽子さんの本です。『菜の子先生』冨安洋子(作)福音館書店 のシリーズでお馴染みの菜の子先生の子どもの頃のお話です。
 トキ子は、転校生の山田菜の子に「龍泉寺のお祭りの夜、空にのぼれなくな
った龍の子を助けてやる手伝いをしてくれないか」と頼まれました。秋祭りの夜、2人は龍の赤ちゃんを救いに向かいます。
 ところが、不思議なことにトキ子のクラスの他の子どもたちは「菜の子ちゃんなんていう子はいなかったよ!」というのです。




『虫ロボの冒険 カブトムシに土下座!? 』  吉野万理子(作)理論社
 志馬のおじいちゃんは、有名な昆虫学者でした。ある日、おじいちゃんに呼ばれて、おじいちゃんの部屋に行くと、オオセンチコガネの虫ロボが待っていました。おじいちゃんは、「この虫ロボットに乗って、カブトムシに会いに行ってくれ。町の雑木林を守りたいんだ。」といいました。なんと、クローゼットに入って印を結ぶと志馬は、アリンコの大きさになったのです!
 虫ロボに乗って志馬は、町の雑木林を守るため、カブトムシに会いに行きました。






『ぺちゃんこスタンレー』  ジェフ・ブラウン(文)さくまゆみこ(訳)あすなろ書房
 朝起きたら、ボードの下敷きになってぺちゃんこになってしまったスタンレー。なんと、身長は122㎝ 横幅は30㎝ 厚さは1.3㎝になっちゃいました。大変です!でもね、大変なことばかりではなかったのです。隙間に入ったものを体の薄さを使って取ることができました。ママの指輪を取ってあげることもできました。でも、元の体に戻りたいよね、どうやったら元の体に戻れるのでしょうか?








『もしも宇宙で暮らしたら』山本省三(作)WAV出版
 お父さんが宇宙ステーションで働くことになったので、ぼくたちの家族は宇宙ステーションへ引っ越すことになりました。ぼくの宇宙での暮らし方を紹介します。
 無重力の状態では、どうやって歯を磨むのかな?顔はどうやって洗うの?トイレはどうするの?宇宙での食べ物は?宇宙の小学校では、どんなふうに勉強しているのでしょう。楽しい宇宙での生活の様子を見ながら、宇宙での暮らし方がわかります。
 この宇宙での暮らしは、今はありえない!と思いますが、未来では可能になるかもしれませんね。

          (東京学芸大学附属世田谷小学校 学校司書 金澤磨樹子)

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