ブックトークをしてみたい

2013-09-22 21:36 | by 小野寺(主担) |

図書委員会の子どもたちから、「ブックトークをしてみたい!」という声があがったのは、6月上旬の委員会活動の日のこと。

「学校中のみんながもっと本を好きになってほしい」という思いから、
今年は何か楽しい企画をやってみたいという提案があり、
そして決まったのがブックトークでした。

【図書委員会によるブックトークの会】 
  日時:7/1(月) ~ 7/5(金) 中休みの10分間 
  場所:マルチメディア室
  ※曜日当番ごとに、日替わりでおこなう (3冊を紹介する)

さて、日取りは決まり、やる気も十分の図書委員会の面々。
ところが、自分たちでブックトークをするのは初めてです。
司書としてできることは全面的に協力し、本番までの様子を見守ってきました。
       
 司書から「ブックトークとは?」「3冊を選ぶ方法」「紹介の方法」などを説明
   
 *本選び → ブックトークの組み立て → 台本作り → *リハーサル → 本番

★このとき、司書自身が参考にして役に立ったものを2つ紹介します

 ① 6年生ライブラリー ブックトークを作ろう.pdf

    関東学院小学校司書教諭 徐奈美氏作成
    (小学6年生のブックトーク作成活動のためのプリント)

    ※本データベース「資料アラカルト」に掲載中

     このプリントは、授業時間を使い、3ヶ月計画で取り組んだ実践によるものだったので、
     今回は図書委員会の子どもたちが1ヶ月弱の準備期間で進められるよう、
     内容を参考にさせていただき、私もワークシートを作ってみました。

 ② キラキラ読書クラブ―子どもの本644冊ガイド
 キラキラ読書クラブ
 日本図書センター(2006/02)
 値段:¥ 7,980

 子どもたちの本選びを見ていると、
 紹介したい本(ブックトークの中心となる本)がすぐに思いつく班と、
 テーマが先に決まって、そこから本を探し始める班と、本を決める順は
 それぞれ班によって個性が見られました。
 日頃、本に親しんでいる様子がこの行動につながっているんだろうなと
 改めて実感しました。
 
  しかし、なかにはどんなテーマにしようか、このテーマでどんな組み合わせにしようかと悩み、
  本選びに苦労する班もありました。
  そんな班には、このブックリストを見せて、テーマ設定や本選びの参考にしてもらいました。

  このブックリストは、私自身も子どもたちに本を紹介するときや、展示の準備をするときに
  とても助けられています!

こうして準備し、迎えた本番はなかなかの盛況ぶりでした。
ブックトークで紹介した本は、夏休み前の図書だよりにも掲載して、全校へもお知らせしました。

このブックトークを終えて、図書委員の子どもたちは達成感を得られたのでしょう。
秋には、読書週間も設けて、もっと大きな企画を考えます!と言ってくれています。

(東京学芸大学附属大泉小学校 司書 小野寺愛美)

次の記事 前の記事 [ 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 ]