からだを使って からだを学ぼう

2018-02-14 22:48 | by 金澤(主担) |

 養護教諭が2年生に「からだを使って からだを学ぼう」の授業を行った。「五感」を使って、自分の体について体感しながら学ぶ授業である。その授業の中でブックトークを行った。
(学校図書館活用DBのA0303に授業実践の報告がある)
 
 ◎ 1回目の授業では、嗅覚と味覚の実験の前に次のような本を紹介した。
            

 「楽しくわかる!体のしくみ からだ事件簿」
    坂井建雄(監修)ダイヤモンド社
 体の中の様々な現象を事件と呼び、内臓、筋肉、骨、脳、免疫などについて、漫画やイラストを使って解説している本。
 みんなの体の中では、いろいろなところが、休みなく働いていることを話した。

 「からだのみなさん」
    五味太郎(作)福音館書店
 ポケットのあめ玉を見つけた男の子が、「このアメ、なめられるかなあ?」と考えたり、味見をしたり・・・体のあちこちで、男の子にいろんな指令?を出す。「五感を使うってこういうことか!」と気づいて欲しいなあと思いながら、この本は、読み聞かせた。


 「あなたのはな」 ポール・シャワーズ(文)福音館書店
 鼻の働きについて教えてくれる絵本。自分たちが生活の中で体験することをもとに解説しているので、低学年でも理解できる。鼻の簡単な実験も紹介しているので、試してみたくなる。鼻をつまんでジュースを飲む実験をするので、紹介した。残念ながら、絶版の本。


◎2回目の授業では、触覚の実験の前に次の本を紹介した。

「てのひらおんどけい」浜口哲一(文)福音館書店
  お父さんと散歩しながら、手のひらで熱い・冷たいを調べていく。
 「触覚」っていったら?みんなも手でいろんなことを確かめるよね。といって紹介した本。          


「はだしになっちゃえ」小長谷清実(文)福音館書店
 海へ行った男の子が、足でいろいろ感じる。手だけじゃなく、足でもいろいろ感じることができるね。と言ってこの本を読み聞かせた。


 

「かんじるちから」A・ロイストン(作)評論社
 五感について解説しているしかけ絵本。
 「サラが、プレゼントをもらった。箱を開けないで、プレゼントを予想しよう!どの感覚を使ったらわかるかな?」と言いながら、紹介した本。


みえないって どんなこと?」星川ひろ子(作)岩崎書店
 視覚障害の方が幼稚園を訪問し、子ども達が、目が見えないとはどういうことかを体験した時の様子を紹介している写真絵本。授業では、触覚だけを使って物を当てる実験をするので、アイマスクをして物を当てる体験をしている所を紹介した。

                 (東京学芸大学附属世田谷小学校 司書 金澤磨樹子)           

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