秋の実り ~お祭りの本~
2018-10-05 11:07 | by 松岡(主担) |
秋には各地でさまざまなお祭りが行われます。
日本では農作物の収穫を祝ったり、実りに感謝をするお祭りも多いです。
小学2年生、3年生の図書の時間に「秋の実り」を入り口にお祭りの本を紹介しました。
最初に読み聞かせしたのはこちらのお話です。
『おひゃくしょうとえんまさま』
君島久子/再話 佐藤忠良/画
福音館書店
中国の民話で、おまつりにお供えものをけちっていた百姓に腹を立てたえんまさまが、小鬼をしかけて田んぼの稲が実らないように魔法をかけて百姓をこまらせようとします。小鬼は「あたまはほそく、ねっこがふとくなる」魔法をかけようというのですが、それを知った百姓は機転をきかせて里いもを植えてたくさんの里いもを収穫します。小鬼はそれならばと「うえしたひょろひょろ、まんなかむっくり」、すると百姓は今度はトウモロコシを、そして次は…と小鬼のかける魔法を逆に利用して百姓がたくさんの作物を収穫するゆかいなお話です。
次に何を植えるのかな?と想像するのも楽しいです。
日本では農作物の収穫を祝ったり、実りに感謝をするお祭りも多いです。
小学2年生、3年生の図書の時間に「秋の実り」を入り口にお祭りの本を紹介しました。
最初に読み聞かせしたのはこちらのお話です。
『おひゃくしょうとえんまさま』
君島久子/再話 佐藤忠良/画
福音館書店
中国の民話で、おまつりにお供えものをけちっていた百姓に腹を立てたえんまさまが、小鬼をしかけて田んぼの稲が実らないように魔法をかけて百姓をこまらせようとします。小鬼は「あたまはほそく、ねっこがふとくなる」魔法をかけようというのですが、それを知った百姓は機転をきかせて里いもを植えてたくさんの里いもを収穫します。小鬼はそれならばと「うえしたひょろひょろ、まんなかむっくり」、すると百姓は今度はトウモロコシを、そして次は…と小鬼のかける魔法を逆に利用して百姓がたくさんの作物を収穫するゆかいなお話です。
次に何を植えるのかな?と想像するのも楽しいです。
読み聞かせの後に日本でも色々なお祭りが行われていること、世界でも色々なお祭りがあるんだよ、と次の本を紹介しました。
『わくわく発見!世界のお祭り』
竹永絵里/画
河出書房新社
世界各地のお祭りをたくさんのイラストで紹介しています。巻末でお祭りがグループ分けしてあり、収穫を祝うお祭りの他「宗教、記念日、先祖、競技」など歴史や目的も様々だということがわかります。同じシリーズで『日本のお祭り』もあります。
『月刊たくさんのふしぎ』にもお祭りの本があります。
『月刊たくさんのふしぎ 2018年7月号
絵で読む子どもと祭り』
西村繁男/作
福音館書店
『月刊たくさんのふしぎ 2018年2月号
みんなで龍になる 長崎の龍踊り体験』
河野謙/監修 太田大輔/文・絵
福音館書店
日本各地のお祭りの中でも子どもたちが活躍するお祭りが取り上げられています。
秋のお祭りをイベントとしてだけではなく、由来や背景などを知ることで
より楽しめるきっかけになればいいな、と思い紹介しました。
(東京学芸大学附属小金井小学校 司書 松岡みどり)