小さな生き物×庭づくり
2019-05-08 13:11 | by 松岡(主担) |
3月に行った2年生最後の図書の時間は「おはなし会」でした。
2017年度、当時1年生だった子どもたちへ11月のゲスト授業で附属特別支援学校前司書の田沼恵美子さんをお招きして石のブックトークをしていただいたところ、
「また来てね。」
「また本のお話をしてね。」
という声が多く、私と田沼さんもぜひまたおはなし会を行いたいと思っていました。
そこで1,2年生と続けて学年主任であり司書教諭でもある齊藤先生にご相談したところ、ご快諾いただき2回目のおはなし会を開くことができました。
3月の芽吹きの時期ということもあり、冬が終わり、土から顔を出す小さな生き物たち、種をまいて植物を育てる庭づくりをテーマにブックトークを行いました。
2017年度、当時1年生だった子どもたちへ11月のゲスト授業で附属特別支援学校前司書の田沼恵美子さんをお招きして石のブックトークをしていただいたところ、
「また来てね。」
「また本のお話をしてね。」
という声が多く、私と田沼さんもぜひまたおはなし会を行いたいと思っていました。
そこで1,2年生と続けて学年主任であり司書教諭でもある齊藤先生にご相談したところ、ご快諾いただき2回目のおはなし会を開くことができました。
3月の芽吹きの時期ということもあり、冬が終わり、土から顔を出す小さな生き物たち、種をまいて植物を育てる庭づくりをテーマにブックトークを行いました。
おはなし会のプログラムは
司書・松岡よりおはなしでがまくんとかえるくんの「はやくめをだせ」でスタートしました。すてきなお庭をもつかえるくんから花の種をもらってお庭づくりに挑戦するがまくんの奮闘ぶりが健気で笑いをさそうお話です。小金井小では1年生の国語で「おてがみ」を学習するのでがまくんとかえるくんはおなじみの作品になっています。
その後、庭づくりに関するブックトークを行いました。
続けて田沼さんよりおはなし「しあわせのテントウムシ」を語っていただきました。指先にとまったテントウムシが飛び立つまでに願い事をする女の子のお話です。女の子が願い事をする間、指先を移動するテントウムシを想像しておはなしを聞きながら自分の指をたどっていく子どもたちの姿が印象に残りました。
その後、プリョイセンの本の紹介から小さな生き物たちに着目したブックトークを行っていただきました。(紹介した本については、2018年度2年生おはなし会の本のリスト.pdfをご参照ください。)
『ふたりはいっしょ』
アーノルド・ローベル/作
三木卓/訳
文化出版局
『しあわせのテントウムシ』
アルフ・プリョイセン/作
大塚勇三/訳
学習研究社
土の中の生き物たちを生き生きととらえた写真絵本やハンドブック、「虫の目カメラ」と呼ばれるカメラを開発してこれまでになかったリアルな虫の姿を撮影する栗林慧さんの『アリになったカメラマン』などを紹介していただき、最後に『ふゆめがっしょうだん』を読んでいただきました。
『ふゆめがっしょうだん』
富成忠夫、茂木透/写真 長新太/文
福音館書店
「この本の題名は『ふゆめがっしょうだん』だよね。だからみんなで歌ってください!」
という田沼さんの声かけに最初はきょとんとした様子の子どもたち。
文中の
「ぱっぱっぱっぱっ」
「みんなは みんなは きのめだよ」
というところをメロディーをつけて歌っていきます。歌になると「♪ぱぱぱぱぱ~」とリズミカルな節にみんな大喜びで一緒に歌ってくれました。リクエストで2回読んだ(歌った)クラスもありました。
田沼さんとのおはなし会は私自身が楽しみにしている時間でもあります。今回の「しあわせのテントウムシ」も田沼さんが語るおはなしの中で大好きなおはなしでぜひ!とリクエストしたほどです。
また、田沼さんのブックトークは学ぶことも多く、未熟な私に色々とブックトークのノウハウを伝授してくださいます。
私はつい色々なページをバラバラと紹介してしまうクセがあったのですが
「自分が大好きなページでもいいし、見せたい(魅せたい)ページを一つ決めて見せた方が子どもたちが集中して注目できるのよ。」
と教えていただき、実践することで少し私のブックトークも様になったかもしれません。
このブックトークは3月に行いましたが新緑の季節でもある5月にも少し本を変えて同テーマでブックトークができそうだと思い、紹介させていただきました。
(東京学芸大学附属小金井小学校 司書 松岡みどり)
(参照1)2017年度に行ったブックトーク記事2017年度「いし!イシ!石!~石の中には何がある♪」
(参照2)2年生へ配布したおはなし会のリスト
2018年度2年生おはなし会の本のリスト.pdf