英語でプレゼンテーション 生物多様性

2019-06-04 10:35 | by 岡田(主担) |

 「生物多様性」という言葉から皆さんはどの教科を思い浮かべますか?
理科や生物の時間を連想する方が多いと思います。
今回は英語のプレゼンテーション授業で生物多様性をテーマに取り上げるとの事でした。
本校はSSH(スーパサイエンスハイスクール),SGH-A(スーパーグローバルハイスクール)の文科省研究指定校でもあり、英語での発表や質疑応答にも挑戦しています。
その点をふまえてのブックトークとしました。



「海の生物多様性を守るために」 秋道 智彌 2019 西日本出版 519.4ウ
今話題のマイクロプラスチックの海洋汚染、船舶バラスト水による生物分布の拡散、海岸漂流物と様々な角度から生徒に問題提起を行える本として紹介します。
各校に見合った話題を見つけて提供して下さい。


「ねずみに支配された島」ウイリアム•ソウルゼンバーグ 2014 文藝春秋 481.7ソ
外来種と絶滅危惧種との関係を軸に自然保護とは何かを問う本です。
ネズミを『侵略者』として駆除する事の是非にも言及しています。私達人間の身勝手な行いを考える資料にもなっています。



「ナショナル ジオグラフィック」動物たちの悲鳴 2019/6月号
美しく、明確な写真で知られる雑誌です。世界の今を切り取っています。
SNSという新たな道具が引き起こす、悪しき側面も指摘しています。
本や文章の苦手な生徒に如何でしょうか。




「透明標本」冨田伊織 2009 小学館 480.73ト
生徒から「きれい〜」と声の上がる本です。
魚類〜軟体動物〜両生類〜爬虫類〜鳥類〜哺乳類と進化の過程を通して
骨格から生物の多様性を理解できます。
解剖が苦手な生徒におすすめです。



「ぼくはたね」甲斐信枝 1988 福音館 471.1カ
植物も生き残りをかけて様々な工夫をしています。
高校生には懐かしい「かがくのとも」の絵本です。絵本は生徒をほっとさせたくて選書しています。
そんな気遣いも学校図書館のブックトークだからこそ出来ると考えています。


                 (東京学芸大附属高等学校 司書 岡田和美)

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