環境を考える

2019-11-08 11:06 | by 松岡(主担) |

 小金井小では図書の時間に読み聞かせを行っています。
ブックトークとまではいきませんが,
読んだ本に関連付けて毎回数冊の本を紹介をしています。
 読み聞かせの本は大抵自分で選びますが時には先生や児童から「次の読み聞かせでこの本を」と薦めてもらうこともあります。
 今回2年生の児童が「この本面白かったよ。次の図書の時間に読んで。」とこちらの本を薦めてくれました。










『もったいないばあさんかわをゆく』
 真珠まりこ/作・絵
 講談社


 人気シリーズもったいないばあさんといっしょに水のはじまりをたどり、水の赤ちゃんの一生を見つめます。すべての命の源である水の旅を知ることができると同時に、人の住むところから出たごみによって水が汚れ、小さな生き物が困っている様子も描かれている作品です。
 
 この絵本を読んだ後に、もったいないばあさんのシリーズの他「もったいない」という言葉を世界に広めたワンガリ・マータイさんのことを描いた作品を紹介しました。


『その手に1本の苗木を マータイさんのものがたり』

クレア・A・ニヴォラ/作 柳田邦男/訳
評論社






    

     『ワンガリの平和の木 アフリカでほんとうにあったおはなし』

               ジャネット・ウィンター/作 福本友美子/訳
               BL出版
 
 始まりは小さなことでも続けていくことで大きな力となって広がっていく、小さな一歩は希望の一歩でもあります。知ることも新たな一歩なのかもしれません。

 今回は『もったいないばあさんかわをゆく』からワンガリ・マータイさんの絵本紹介へと広げましたが、プラスチックごみ問題や水の学習にも広げられる絵本としてもおすすめです。
(東京学芸大学附属小金井小学校 司書 松岡みどり)

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