有斐閣 ストゥディア

2018-05-01 12:57 | by 岡田(主担) |



「問いからはじめる社会福祉学 不安•不利•不信に挑む」
 2006 有斐閣 圷洋一 金子充 室田信一

実はこの本は、有斐閣さんからのお試し講読で申し込みをし、寄贈していただいたものです。
授業で「社会保障についてのいい本がないか」の問い合わせがあった際に、気になり選びました。
「高校の学びと大学をつなぐ」とのメッセージどおり「考える力」を養う事を意識して出版されたシリーズです。

題に「不安•不利•不信」と記載されているように、今の高校生がもやもやと感じている不公平感をテーマとして各章ごとに取り上げています。
福祉は大切だけれど、どこから考えていいかわからない。
社会保障が世の中や自分自身ととどう関わっているのか見えてこない。
そんな問いに気づくことのできる1冊です。
例えば
第2章 育児不安──子育てはなぜ「政治」なのか?
の下の欄には、キイワードが複数表示されており、何がポイントかも把握しやすくなっています。

たくさんのシリーズの中から皆さんの生徒にあった本を見つけて下さい。
ちなみに、「ストゥディア」(studia)とはラテン語で熱意,情熱,学問,勉学を意味するとの事です。


               (東京学芸大学附属高等学校 司書 岡田和美)

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