世界で活躍する女性

2018-09-11 16:36 | by 金澤(主担) |

 中学生と高校生の娘を持つ著者は、国連軍縮担当事務次長・上級代表として活躍しています。娘と同じ世代の人々へどのようにして今の仕事に就いたのか、そしてどのように世界で活躍してきたのかを伝えている本を紹介します。
 著者は、「世界のなかの日本について考え、みなさん自身がどう世界とかかわっていくのかを考えてもらえれば、こんなにうれしいことはありません。」と言っています。

『危機の現場に立つ』中満泉(著)講談社
 
 
 国連軍縮担当事務次長・上級代表として活躍されている中満泉さん。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)旧ユーゴスラビア・サラエボ、モスタル事務所長、旧ユーゴスラビア国連事務総長特別代表上級補佐官、UNHCR副高等弁務官特別補佐官、国連本部事務総長室国連改革チーム・ファースト・オフィサー等々歴任。難民支援交渉など平和活動に奮闘し、2017年7月現在で115ヶ国も歴訪し世界中を駆け回って仕事をしています。
 二児の母でもあり、日本とスウェーデンで子育てをした経験があり、日本とスウェーデンの育児の違いについても言及しています。著者は、世界で活躍していると日本の良さや欠点も見えてくると言います。
 緒方貞子難民高等弁務官は、存じ上げていたのですが、緒方さん以外にもこのように世界で活躍している日本人女性がいらっしゃったとは・・・若い人たちにも中満さんの生き様に刺激を受け、世界の現状を知り、自分たちのできることを見つけて欲しいと思います。


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