プラスチックごみ
2018-11-12 10:59 | by 渡辺(主担) |
2018年10月24日の朝日新聞に、「マイクロプラスチックが人間の便からも検出!」という記事が掲載されました。私たちの身の回りにある多くのプラスチック。それが海に流れ、波の力や紫外線、温度差などによって細かく砕け、魚介類の体内に入り、人間の食卓に並んでいるようです。
これはオーストラリアの環境庁とウィーン医科大の研究によって判明しました。海辺に打ち上げられたクジラやウミガメの体内からも、多数のレジ袋が見つかったというニュースも記憶に新しいですが、プラスチックごみは廻り廻って私たち人間にも降りかかる環境汚染となっています。
すでにアメリカの企業の中には、プラスチックストローを紙素材に変える取組みもおこなわれていますが、日本ではストロー以上に目につく日常的なプラスチックと言えば「ペットボトル」と「レジ袋」でしょうか。
右でご紹介した、『散乱ペットボトルのツケは誰が払うのか』栗岡理子 合同出版 では、厳しい現状と散乱したペットボトルへの対策として、私たちはどのような取り組みができるのかを紹介しています。中高生にも今からぜひ意識してほしい視点です。
これはオーストラリアの環境庁とウィーン医科大の研究によって判明しました。海辺に打ち上げられたクジラやウミガメの体内からも、多数のレジ袋が見つかったというニュースも記憶に新しいですが、プラスチックごみは廻り廻って私たち人間にも降りかかる環境汚染となっています。
すでにアメリカの企業の中には、プラスチックストローを紙素材に変える取組みもおこなわれていますが、日本ではストロー以上に目につく日常的なプラスチックと言えば「ペットボトル」と「レジ袋」でしょうか。
右でご紹介した、『散乱ペットボトルのツケは誰が払うのか』栗岡理子 合同出版 では、厳しい現状と散乱したペットボトルへの対策として、私たちはどのような取り組みができるのかを紹介しています。中高生にも今からぜひ意識してほしい視点です。
さらに、プラスチックごみによる環境破壊は海の中だけではないようです。
最近発行されたこちらの写真絵本『はらぺこゾウのうんち』 藤原幸一 偕成社
では、アジアゾウのふんの中に多くのレジ袋が含まれていることを視覚で訴えてきます。
なぜ野生のゾウが、人間のごみ捨て場に行き、レジ袋に入った生ゴミを食べなければならなかったのでしょうか?
この本の著者である藤原氏は、『環境破壊図鑑ーぼくたちがつくる地球の未来』(ポプラ社)でも、5大陸120カ所にわたる場所で、動物たちの環境破壊による異変を伝えてくれています。こちらも合わせて生徒たちに紹介したい作品です。
(東京学芸大学附属国際中等教育学校:司書 渡邊 有理子)