人と犬の関係

2022-10-06 15:53 | by 金澤(主担) |

 世田谷小学校では、4年生以上が、研究室に所属して自分のテーマで探求をする「laboratoryの時間」(児童は、ラボの時間と呼んでいます)があります。その時間にメディアルーム(学校図書館)に調べるために来館する児童もいます。「人間と犬は、どのように関わってきたか」を調べるためにやってきた児童がいました。その際に提供した本を紹介します。

『人と動物の日本史図鑑』小宮輝之(著)少年写真新聞社
 このシリーズは、全5巻です。旧石器時代から弥生時代 古墳時代から安土桃山時代 江戸時代 明治時代から昭和時代前期 昭和時代後期から令和時代 と時代ごとに人と動物のかかわりから日本の歴史を見ていくシリーズです。例えば、「イヌは人と共に生きてきた」というような一つの項目を見返し1ページで紹介しています。調べに来た児童は、目次や索引を使って、全巻からイヌと人間の関りを調べていました。

 
 「これも読んでみる?」と渡した本は、
『オオカミから犬へ 人と犬がなかよしなわけ』ハンドソン・タルボット(作・絵)真木文絵(訳)岩崎書店
 これは、人間と犬がどのように仲良くなってきたのかを描いた絵本です。





 『人と動物の日本史図鑑』が出版されたとき、面白い切り口の歴史の本だなあと思って購入していました。思いがけず、手渡すことができる利用者がすぐに現れ、購入してよかったと思えたシリーズ本でした。
   (東京学芸大学附属世田谷小学校 学校司書 金澤磨樹子)

次の記事 前の記事