オノマトペで音が表現されてる絵本はないですか?
2017-02-07 00:07 | by 中山(主担) |
音楽専科の忰山恵教諭が、なでしこ図書館に来られて尋ねられたレファレンス。
はじめは「オノマトペ」「擬音語」というキーワードで探しに来られたので、五味太郎の絵本や元永定正の『ちんろろきしし』(福音館書店 2006年)、『ころころころ』(福音館書店 1984年)を書名をあげて現物をみせた。が、どうも違うらしい。エリック・カールの『うたがみえる きこえるよ』(偕成社 1981年)は視覚にうったえる表現だなどの話題をだしながら、そうではなくて…と話を進めるうちに、
音そのものが示されているというより、音を引き出す絵、音が飛び出してくるような見開きの絵が大事なのだと気がついた。音を創造していくといったらよいのだろうか。
所蔵していた絵本から手渡せたのは以下の2冊。
『もこ もこもこ』谷川俊太郎 作 元永定正 絵 文研出版 1977年
( 絵本ナビのサイトに 谷川俊太郎さんが2014年にリブロ池袋本店で読み聞かせた動画がアップされている)
はじめは「オノマトペ」「擬音語」というキーワードで探しに来られたので、五味太郎の絵本や元永定正の『ちんろろきしし』(福音館書店 2006年)、『ころころころ』(福音館書店 1984年)を書名をあげて現物をみせた。が、どうも違うらしい。エリック・カールの『うたがみえる きこえるよ』(偕成社 1981年)は視覚にうったえる表現だなどの話題をだしながら、そうではなくて…と話を進めるうちに、
音そのものが示されているというより、音を引き出す絵、音が飛び出してくるような見開きの絵が大事なのだと気がついた。音を創造していくといったらよいのだろうか。
所蔵していた絵本から手渡せたのは以下の2冊。
『もこ もこもこ』谷川俊太郎 作 元永定正 絵 文研出版 1977年
( 絵本ナビのサイトに 谷川俊太郎さんが2014年にリブロ池袋本店で読み聞かせた動画がアップされている)
『もけら もけら』山下洋輔 文 元永定正 絵 中辻悦子 構成 福音館書店 1990年
似たような絵本をさらに追加ということで、元永定正さんの、以下の絵本を購入した。
『カニツンツン』金関寿夫 作 元永定正 絵 福音館書店 2001年
『がちゃがちゃ どんどん』元永定正 作 福音館書店 1990年
もとは本校の教員であり、その後大学の先生になられた島崎篤子先生の実践をもとに授業を考えているとのことだったので、出典を教えていただいた。
島崎篤子「絵と音楽で楽しもう!」『音楽づくりで楽しもう!』日本書籍 1993年 pp.85‐103
『もけらもけら』を主にとりあげて絵本の音楽の題材化と、カンディンスキーの絵を題材として絵画からの音楽づくりについて述べられている。
この中で「絵本の音楽の題材化」では、以下の本が取り上げられていた。
エリック・カール『うたがみえる きこえるよ』
高橋悠治 柳生弦一郎 絵『ハハハのがくたい』(『こどもの友』 348号) 福音館書店 1985年
(2009年 ハードカバー化 現在品切れ)
五味太郎の『ぽぽぽぽぽ』(偕成社 1988年)『るるるるる』』(偕成社 1991年)『かかかかか』(偕成社 1991年) 参照 五味太郎 音と文字の本
元永定正『がちゃがちゃ どんどん』『もこ もこもこ』『もけら もけら』
黒井健『SWEET TIMES』小学館 1992年 (新装版 1999年)
2月4日の本校研究発表会で提案された授業となったので、後日事例アップをしたいと思う。
この記事をまとめているうちに、今年度購入したはずの1冊が浮上してきた。
山下洋輔 文 むろいまいこ 絵『ぼくのいちにちどんなおと?』福音館書店 2016年
『ハハハのがくたい』とともに 以下も見落とししていた。
山下洋輔 作 柚木沙弥郎 絵『つきよのおんがくかい』福音館書店 1999年
また、授業者のねらいからは外れるかもしれないが
マーガレット・ワイズ・ブラウンとレナード・ワイズガードの音の絵本『きこえる きこえる』、『きこえるきこえるなつのおと』、『きこえるきこえるふゆのおと』、『しずかでにぎやかなほん』、『おへやのなかのおとのほん』、『なつのいなかのおとのほん』、『うみべのおとのほん』も注目される。
後から見つかってもしかたがない。レファレンスには時間切れ。次のためのストックとして記録しておく。
似たような絵本をさらに追加ということで、元永定正さんの、以下の絵本を購入した。
『カニツンツン』金関寿夫 作 元永定正 絵 福音館書店 2001年
『がちゃがちゃ どんどん』元永定正 作 福音館書店 1990年
もとは本校の教員であり、その後大学の先生になられた島崎篤子先生の実践をもとに授業を考えているとのことだったので、出典を教えていただいた。
島崎篤子「絵と音楽で楽しもう!」『音楽づくりで楽しもう!』日本書籍 1993年 pp.85‐103
『もけらもけら』を主にとりあげて絵本の音楽の題材化と、カンディンスキーの絵を題材として絵画からの音楽づくりについて述べられている。
この中で「絵本の音楽の題材化」では、以下の本が取り上げられていた。
エリック・カール『うたがみえる きこえるよ』
高橋悠治 柳生弦一郎 絵『ハハハのがくたい』(『こどもの友』 348号) 福音館書店 1985年
(2009年 ハードカバー化 現在品切れ)
五味太郎の『ぽぽぽぽぽ』(偕成社 1988年)『るるるるる』』(偕成社 1991年)『かかかかか』(偕成社 1991年) 参照 五味太郎 音と文字の本
元永定正『がちゃがちゃ どんどん』『もこ もこもこ』『もけら もけら』
黒井健『SWEET TIMES』小学館 1992年 (新装版 1999年)
2月4日の本校研究発表会で提案された授業となったので、後日事例アップをしたいと思う。
この記事をまとめているうちに、今年度購入したはずの1冊が浮上してきた。
山下洋輔 文 むろいまいこ 絵『ぼくのいちにちどんなおと?』福音館書店 2016年
『ハハハのがくたい』とともに 以下も見落とししていた。
山下洋輔 作 柚木沙弥郎 絵『つきよのおんがくかい』福音館書店 1999年
また、授業者のねらいからは外れるかもしれないが
マーガレット・ワイズ・ブラウンとレナード・ワイズガードの音の絵本『きこえる きこえる』、『きこえるきこえるなつのおと』、『きこえるきこえるふゆのおと』、『しずかでにぎやかなほん』、『おへやのなかのおとのほん』、『なつのいなかのおとのほん』、『うみべのおとのほん』も注目される。
後から見つかってもしかたがない。レファレンスには時間切れ。次のためのストックとして記録しておく。
(東京学芸大学附属小金井小学校司書 中山美由紀)