11月最初の土曜日、本校では今年度の学習の成果を展示・発表する文化研究会が開催されました。図書委員会も、オンラインでやりとりを重ねていたリレー小説を広報誌に発表したほか、作家について調べ、まとめた展示物を制作しました。
　ちょうど少し前に本校卒業生であるジェーン・スーさんの講演があり、サイン本を寄贈していただいたので、メディアセンターではスーさんの展示と併せて作家について知るコーナーを設けています。
　
　生徒に知りたい・調べたい作家を聞いたところ、ロシアの文豪やプロレタリア文学を代表する作家、ボカロ小説の作者など様々な名前が挙がり、生徒たちの読書の幅広さを感じました。その中から、アルセーヌ・ルパンのシリーズで有名なモーリス・ルブラン、『長靴をはいた猫』などの童話集を残したシャルル・ペロー、『アンクルトムの小屋』の作者ハリエット・ビーチャー・ストウ(ストウ夫人)など、6人の作家について調べることになり、2人一組となって模造紙にまとめていきました。

　展示を見た生徒の中には、関心をもって後日に本の予約をしてくれた人もいます。また、本校メディアセンターは附属小学校とも同じ空間を共有しているので、展示物をメディアセンターに移してからは小学校の児童もチラホラと眺めてくれています。

　　　(東京学芸大学附属竹早中学校　司書　中村誠子)

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