和文化の世界を楽しもう!
2023-02-09 15:19 | by 渡辺(主担) |
メディアセンターでは2年に1度雛人形を飾っていました。ところが2019年を最後に、コロナ禍のため館内展示は控えてきました。
でも”今年は久しぶりに飾ろう!”と車で自宅から運びこみ、午前中いっぱいかかって展示をしました。
3年振りの展示ということは、中高生6学年のうち中学生はこれまで一度も見ていません。
お昼休みに館内に来た生徒たちは、「うゎ~!お雛様だ!」「学校のお雛様なの?」「ひし餅ないけど?」と質問攻めに。特に本校は帰国生が多いため「雛壇って初めて見ました」という子も少なくありません。「段の下の方の雑用係(仕丁)の人たちを見て、この人たちは身分が低いから裸足でしょう?」と言うと、生徒たちは雛壇のそれぞれの役割をさらにじーっと眺めていました。
そのうち眺めていた生徒の中に・・・
でも”今年は久しぶりに飾ろう!”と車で自宅から運びこみ、午前中いっぱいかかって展示をしました。
3年振りの展示ということは、中高生6学年のうち中学生はこれまで一度も見ていません。
お昼休みに館内に来た生徒たちは、「うゎ~!お雛様だ!」「学校のお雛様なの?」「ひし餅ないけど?」と質問攻めに。特に本校は帰国生が多いため「雛壇って初めて見ました」という子も少なくありません。「段の下の方の雑用係(仕丁)の人たちを見て、この人たちは身分が低いから裸足でしょう?」と言うと、生徒たちは雛壇のそれぞれの役割をさらにじーっと眺めていました。
そのうち眺めていた生徒の中に・・・
「五人囃子、順番違いますよ。」という子が現れました。お昼休みに間に合わせるために、とりあえず適当に並べたことを気づかれるとは・・・するとその子は「10月の文化探訪でお能の舞台見学に行ったとき、小鼓担当の人が五人囃子の並び順は、左から音の鳴る位置が低い楽器から並んでいて、最後が歌です、って言ってました」と。確かに確認すると左から「太鼓」→「大鼓」→「小鼓」→「笛」→「謡(うたい)」の順でした。
でも文化探訪でのことを覚えていたことに担任の先生もびっくり。「学んだことがここでつながって嬉しいです」と喜んでいました。
この雛人形の展示と合わせて「和文化の世界」の本も並べて展示しました。”和菓子”、”日本文様”、”和楽器”、”日本庭園”、”和算”・・・。この展示にあわせて図書委員も折り紙で鶴を折ってくれました。
3月3日の雛祭りまで、しばらく館内は和の色に包まれています。
(東京学芸大学附属国際中等教育学校:司書 渡邊 有理子)