4年生へ

2021-12-07 16:11 | by 金澤(主担) |

 本校では、まだ読み聞かせコーナーに集まっての読み聞かせは行っていません。現在も実物投影機を使っての読み聞かせを行っています。4年生に読み聞かせした本を紹介します。
『アレッポのキャットマン』アイリーン・レイサム カリーム・シャムシ・バシャ(作)カリーム・シャムシ・バシャ清水裕子(絵)安田奈津紀(訳) あかね書房
 
 シリアのアレッポは、戦場となりました。しかし、救急車の運転手のアラーは、町に残り、けがをした人々を助け続けました。多くの人々が、アレッポの街から去っていきました。残された多くの猫たちは、路地裏をさまよっていました。アラーは、猫たちに水や肉をやり世話を始めました。でも、一人では世話できなくなるほどの猫たちが集まって来たので、アラーは、多くの人たちに支援を呼びかけました。たくさんの国から寄付が寄せられ、ボランティアの人たちもやってきました。そして、猫だけではなく、他の動物たちも助けることができるようになりました。「アレッポのキャットマン」として世界中に知られるようになったお話です。
 この本の巻末には、著者や訳者たちからのメッセージが書かれています。読み終わった後に、これは本当にあった話であることを伝えました。そして、書き手のメッセージもかいつまんで紹介しました。興味を持ってくれた子が、本を借りてくれました。読み聞かせした本が借りられるのは嬉しいですね。
   (東京学芸大学附属世田谷小学校 金澤磨樹子))

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