歌おう! Ten Fat Sausages

2016-06-22 22:50 | by 中山(主担) |


小学校3年生との図書の時間に英語の絵本の読み聞かせをしました。

「Ten Fat Sausages」(2005) Child's Play


10本のふとっちょソーセージが美味しそうな音を立てながら、フライパンで焼かれています。
1本ずつ焼き上がっていくごとに、
フライパンの中のソーセージの数が8本,6本,4本,2本,0本と減っていくお話です。

とっても有名でシンプルなお話ですが、小さい子から中学年くらいの子どもまで楽しめる工夫が色々とされています。
例えば、
・イラストがとてもカラフルで、描かれている子供も肌や髪の色が様々な上に、ホットドックスタンドや背景も日本とはちがう異文化を目で見て感じることができます。

・1~10の数の英語を覚えた子でもカウントダウンとなるとハードルが少し上がり、知的好奇心がくすぐられます。(できる子は自信をもって、できない子もチャレンジしたくなる)

・イラストでソーセージが減っていくと、ホットドックを持った子供が増えていくので、カウントしたり、話を聞いている子どもたちと一緒に足し算の計算をすることもできます。

・お話がリズミカルで数が減っている以外は同じフレーズの繰り返しなので、自然と口ずさんでしまいます。

・イラストの中のホットドックスタンドの看板が残っているソーセージの数に合わせて「Lots of HOT DOGS Here!」(「Plenty of HOT DOGS Here!」「No More HOT DOGS Left!」
というように表現が変わっているので、英語表現の幅を広げることも可能です。


今回は、3年生と言うことで、イラストでソーセージの数を一緒にカウントしながら、読み聞かせをしました。
そのあと、簡単な手のジェスチャーを交えたチャンツを紹介しながら、一緒にチャンツを
うたいました。
中にはチャンツを知っている子もいましたが、
初めて聞く子も徐々に口ずさむ英語が
増えていきました。
図書以外の時間に、
Ten Fat Susagesのチャンツを口ずさんでいる子どもたちと
廊下ですれ違ったりすると、
ついつい嬉しくなってしまいます。


なお、Big Book以外にもネット上に無料の動画もたくさんあります。
子供の実態や人数などに合わせて、工夫することで活用の仕方は様々です。
ぜひ、活用してみてください。 

東京学芸大学附属小金井小学校教諭 中村 香

 イギリスに滞在していたことのある方々にも、英語教育の大学院生さんにも
 「あぁ、あのお話しね!」と言われる有名なお話しなんだと後から知り、
 読み聞かせしてくださった、中村香先生に紹介していただきました。

 本は
小さいサイズもあります。

 動画もいろいろありました。 楽しく聞いたり歌ったりできますね。

 ご参考まで 

 東京学芸大学附属小金井小学校司書 中山美由紀

                               





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