ライフタイム

2016-11-14 20:39 | by 井谷(主担) |

 中学校図書館に勤めているので、私自身はめったに読み聞かせはしないのですが、
先日、保護者の方から、「図書館通信で紹介されていた本を、下の子の小学校で読み聞かせしてきました。」と、報告を受けました。
それがこの本。

『ライフタイム いきものたちの一生と数字』
ローラ・M・シェーファー ぶん
クリストファー・サイラス・ニール え
福岡 伸一 やく


一生の間に、クモは卵を包む袋を1つだけ作り、
トナカイの角は10回生え変わり、
キツツキは木に30個の穴をあけ、
タツノオトシゴは1000匹の赤ちゃんを育てる。
そんな驚くべき数字が、シンプルな線と優しい色遣いの絵で説明されています。

 さらに、巻末にはそれぞれの動物たちの生態や数字の根拠、「平均」についての詳しい解説や、
生物学者でもある訳者の福岡伸一さんの「生き物同士のかかわり」を述べたあとがきもついています。
 どこまで読むかは、読み聞かせる学年に合わせて考えると良いかもしれません。

  東京学芸大学附属小金井中学校   司書 井谷 由紀

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