卒業生にむけてのよみきかせ

2017-03-13 00:43 | by 岡島(主担) |

 中学3年生にむけて読み聞かせの授業をしました。そのときこれから高校生になる生徒にむけ応援メッセージをこめて、『きみの行く道』ドクタースースを読みました。














 
 子どもたちの感想は、Mくん絵本だとあなどっていたが、想像以上に深い話でこの先、どのような壁があっても乗り越えていこうと感じた。
Sくん、これからそれぞれが違う進路に進む時期でとても心に響いた。
Mさん人生の歩み方などが絵本になっていたが、中学生のような大人に近い人々でも考えさせられるような深いストーリーだった。元気をもらった。Tさん子どもが自立していく様子「道」に例えた物語で、ちょうど私たちぐらいを応援しているように感じた。絵がとてもカラフルで異世界のようだった。Iさん 人にはたくさんの道があって、自分たちも選んで進んでいるのだから、夢、人生には無限の可能性が秘められていると感じた。

その後中学3年生は読み聞かせの授業の中で自分たちで絵本を選び、幼稚舎と小学校一年生に読み聞かせをしました。
そのときの感想は
Oくん 僕は、おたまじゃくしの101ちゃんを読みました。やんちゃな男の子も真剣に集中してきいてくれ、絵本の力はすごいと感じました。幼い頃母に読んでもらったことを思い出し、初めて読んであげる側にまわり新たな視点で読むことができ、印象深く、小学生も今回の読み聞かせを覚えてくれるとうれしいです。
Kくん
自分が子どもの頃すきだった本を16歳になろうとしている今読むことで、自分の感性の成長を感じ、絵本には、不思議な力があると体感でき、貴重な体験をしました。

Aさん
読み聞かせを通して、絵本の良さを改めて知り、色々想像することができ、楽しい時間を過ごすことができました。小さい子達と触れ合うと「そういう考えがあるのか」とこちら側が学ばせられることが多かったです。

多くの感想の中でこのような素晴らしい機会をまたもちたいと書かれていました。
幼小中の連携授業のなかで、美術はおもちゃづくり、家庭科をよみきかせ、国語はいっしょに物語を作りました。

これから巣立つ子供たちへのエールも受け取ってもらい、子どもたち同志の読み聞かせでは、見ているこちらもとても幸せな気持ちになり、この仕事をしていてよかったと思いました。なにがあっても自分に自信をもって、夢に向かって歩んでほしいと願っています。 
(東京学芸大学附属竹早小中学校 司書 岡島玲子)

















6年生には、『はじまりの日』ボブ・デュランを読みました。
なにがあっても大丈夫、今日がはじめての日というお話で元気がもらえる一冊です。


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