高学年のよみきかせ

2017-12-04 17:27 | by 岡島(主担) |

 中学では、「古典へのいざない」の単元で伽草子と絵本数冊を読み比べ、調べ学習をし、発表をしています。その為に6年には、『鉢かづき』『酒呑童子』『わらしべ長者』『竹取物語』などをよみきかせしています。

6年生には、『ものぐさ太郎』 肥田 美代子 文 井上洋介  絵  ポプラ社
 信濃の国に、なまけもので、なにもしないで寝てばかりいる若者がいました。ある時、太郎は村の代表で京都に働きにでることになりましたが、ものぐさどころか人が変わったように働きました。そこで嫁を探すことにしたものぐさ太郎は・・・・
和歌の返歌もあり、6首掲載されています










 5年生には、『シェイプゲーム』 評論社 アンソニーブラウン
を読み、その後皆でシェイプゲームをして楽しみ展示をしました。











子どもたちの作品は、
 



















 シェイプゲームのあらすじは、主人公が子どもの頃、何になりたいかわからなった日々を送っていました。ある日、家族で休みに美術館にいき、沢山の作品を見た後、帰りに人生がかわるような体験をしました。それが、シェイプゲームです。本の中にはまちがい探しもあり、楽しんで絵画を鑑賞できます。
 この絵本にでてくる作品は、作者がロンドンのテート美術館で子どもたちと行ったワークショップで生まれました。
 私も小学校の時、美術の課題で楽しかったので、毎年五年生にこのワークショップを体験してもらっています。
 こどもたちの作品は、自分の好きな、野球や電車など結びつけており、またもっとやらせてほしいと言って何枚も作品を作ったこどももいます。

小学校高学年だけでなく、中学生でも楽しいワークショップです。
(東京学芸大学附属竹早小中学校 司書 岡島玲子)

次の記事 前の記事