図書館にまつわる本

2018-04-13 18:06 | by 岡島(主担) |

新学期がはじまり、全学年にオリエンテーションを行うことになりました。
そのときに、図書館にまつわる本をよみきかせしました。
今回は低学年と中学年にむいている本を紹介します。
2年生には、
『ビバリーとしょかんへいく』   アレキサンダー・スタッドラー       文化出版
おかあさんと一緒にビバリーは図書館にいき、自分の貸出カードを作ってもらい本を借りました。図書館で借りた本がおもしろくて返す日を忘れてしまいました。ビバリーは友達に返却日に遅れたらどうなるか聞いてみました。牢屋にいれられてしまうよ。とか高い罰金を払わなくてならないと言われ、ごはんも食べられなくなりました。ビバリーはどうするでしょうか?









3年生には
『コアラとお花』  メアリー・マーフィー作       ポプラ社
コアラはいっしょに住んでいるアナグマとアライグマにどうやって花を育てるか聞きました。二匹はかってなことばかり言っています。コアラが困りながら歩いているとロバに会いました。ロバに連れられて図書館に行ってみると、色んな本がありました。動物たちが熱心に調べ物をしています。コアラはだれでも知らないことが沢山あることを知り、調べることの楽しさ、知ることのうれしさを味わいます。










子どもたちの感想
『ビバリーとしょっかんへいく』は、ろうやに入らなくてよかった。本をきっかけに恐竜がすきな友だちができてよかった。かえす日が遅れたことがあるので、ビバリーの気持ちがわかる。など

『コアラとお花』の本では、アライグマ式花のつくりかたやアナグマ式花のつくりかたは生きている花ではないので、コアラがかわいそうだ。コアラは、アナグマやアライグマに笑われても、本のとおりに花をそだてたのはすごい。
コアラの育てた花はものすごくきれいだ。ぼくもコアラのように、いろんなことを調べてみたい。

他に『しずかにここはどうぶつのとしょかんです』  ドン・フリーマン
   『もりのとしょかん』  ふくざわゆみこ  福音館書店
   『こうもりとしょかんへいく』 ブライアン・リーズ

今度のよみきかせは、としょかんへいくピープちゃんを読もうと思っています。
図書館を使って、知ることの喜び、調べることの楽しさを味う、お手伝いができればと願っています。子どもたちの感想を聞くと、力がもらえます。
(東京学芸大学附属竹早小中学校 司書 岡島玲子)

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