語りもおすすめです

2019-04-05 22:58 | by 金澤(主担) |

 語りは、覚えるのが大変ですが、子ども達の表情を見ながらおはなしを語ることができるので、リアルに反応を受け取ることができます。まさに、聞き手と語り手で作る時間と言えます。覚えられなかったら、読んであげても良いと思います。
 【低学年】
『ホットケーキ 愛蔵版 おはなしのろうそく 9』
  東京子ども図書館(編)

 色々な国のお話が入っている本です。そのなかの「ホットケーキ」は、子ども達に作ってあげていたホットケーキが、フライパンから逃げ出してしまいます。途中でおじさんや動物たちに会います。みんなホットケーキを食べたがりますが、ホットケーキは転がりながら逃げるので、食べることができません。最後にブタに会い・・・何が楽しいかって、出会った動物たちをホットケーキが、面白い呼び方をするところです。おじさんをおじさんぽじさん。めんどりをめんどりぺんどり。これらが、子ども達の笑いのツボに入って、笑いながら聞いてくれます。
 【中学年】
『エパミナンダス 愛蔵版 おはなしのろうそく1』    東京子ども図書館(編)
 低学年で紹介した本と同じシリーズの本です。「エパミナンダス」も笑いを誘うお話です。エパミナンダスは、男の子です。おばさんの家に行くとお土産にいろいろもらって帰ってきます。でも、その品物の持ってき方が変なんです!お母さんに言われた通りにエパミナンダスは、やっているのですが…暑い日にバターをかぶっている帽子の中に入れて、バターだらけになったり、「冷やしながら持ってくるんだよ」と言われて、子犬を冷やしちゃったり…次にやることを予想しながら子どもたちは、お話を聞くので、「え~ そうやっちゃうの!」とありえないエパミナンダスの行動に爆笑します。



【高学年】
『子どもに聞かせる 世界の民話』
       矢崎源九郎(編)実業之日本社

 この本にも様々な国のおはなしが、たくさん載っています。「かしこいお医者のやせぐすり」
は、とんちのきいたおはなしです。歩くのもやっとというくらい太った女の人が、どうにかして痩せたいと医者にやってきます。医者は、「あなたの命は、あと7日しかないのだから、薬もいりません。死ぬ時をまちなさい。」と言います。さて、この女の人は、どうなるのでしょう?





 

 どんなおはなしがあるか、また対象学年、おはなしの所要時間などを知りたいときは
『新装版 お話のリスト』
           東京子ども図書館(編)
 がおすすめです。おはなしのあらすじと出典が紹介されています。











                 (東京学芸大学附属世田谷小学校 司書 金澤磨樹子)

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