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学校図書館は新たな授業づくりを応援します。今月の学校図書館へ

お知らせ

〜お知らせ〜

 今年度も、文科省事業報告会を開催します。日程は、12月14日(土)午後1時~5時 オンラインでの開催です。詳しいプログラムや申し込み方法は11月に入りましたら、お知らせします。ぜひご参加ください。

 11月16日(土)、日本教育大学協会学校図書館部門他の共催で、学校図書館応援講座 YA文学を知ろう!をオンラインで開催します。タイトルは、『八束澄子さんと、新刊と、これまでの作品全巻』です。詳細、及び申し込みはこちらをご覧ください。

「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(8月21日のオンラインイベント「公共図書館から学ぶ」の動画を見ることができます。)

令和5年度文科省事業報告会 みんなで使おう!学校図書館Vol.15」の視聴を希望する方は、 ココからお申し込みください。尚、報告会を視聴されましたら、アンケートにご協力ください。
なお、当日のQ&Aにいただきました質問の回答は、活かそう司書のまなびに掲載しました。

令和4年度文科省事業報告会「みんなで使おう!学校図書館 Vol14」→録画視聴申し込みフォーム 

2020年11月5日に、「学校図書館の検索のイマ!Part2」に参加しました。現在録画配信→ こちら。 

「学校図書館の検索のイマ!Part1」→こちら 当日のプレゼン資料 

新着案内

「今月の学校図書館」は 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校です。
「読書・情報リテラシー」は「新書を知ろう!」です。

「授業と学校図書館」は、関西学院中学部の読書科」について執筆いただきました。

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コンテンツ詳細

管理番号A0443
校種中学校
教科・領域等国語
単元「気持ちの記憶を語る―『平家物語』を問い続ける―」
対象学年中2
活用・支援の種類資料提供
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む)
『平家物語』の各本の読み比べをさせたい。武士の暮らしぶりや当時の価値観などを調べさせたい。
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項
全員が角川ソフィア文庫『ビギナーズクラシックス平家物語』を持ち、自分のペースで読み進める。その後、グループごとに一場面を担当し、登場人物の心情を起点として各場面の魅力を話し合い、クラスで発表する。学習にあたって、ビギナーズクラシックスだけではなく、古典文学全集やその他の書籍によって、本文や現代語訳を比較させる。また、『平家物語』に関する本、武士の生活や価値観、仏教思想、時代背景を知るための資料を読み、各場面の分析に役立てる。


提示資料『平家物語 ビギナーズクラシックス 日本の古典』『平家物語 上』『調べ学習日本の歴史13 武士の研究』
『平家物語 ビギナーズクラシックス 日本の古典』 編集/角川書店 著・文/谷口広樹 2001 978-4-04-357404-9 生徒全員が持ち、読んだ今回の軸となる本。今回ここで提示した以外にも、たくさんの「平家物語」が存在する。
『平家物語 上』 吉村昭 2010 978-4-06-282761-4 代表的な平家物語の本のうちの一冊。上下巻に分かれているが、挿絵や用語解説等もあり読みやすくなっている。
『調べ学習日本の歴史13 武士の研究』 監修/田代脩 2001 978-4-591-06740-6 他、武士の生活様式や制度がわかる資料を多数用意。さまざまな疑問に答えられるようにした。
参考資料(含HP)
参考資料リンクhttp://
ブックリスト平家物語・武士の暮らし ブックリスト.xlsx


キーワード1平家物語
キーワード2軍記物語
キーワード3心情
授業計画・指導案等図書館データベース指導案(平家・数井).pdf
児童・生徒の作品http://
授業者数井千春
授業者コメント教科書で一場面を読むのではなく、全体を通して読んだことで、作品に通底する無常観や盛者必衰の思想を理解できた。また、本文や訳の違いを比較したり、作品の背景を調べたりすることで、作品世界に浸り登場人物になりきって読む立場と、作品の外から各場面の登場人物がおかれた文脈を把握しながら読む立場。二つの立場を行き来しながら、読みを深めることができた。それによって、各場面にどのような「気持ちの記憶」が記録されているか、その奥にどのような論理が存在するか、それを自分はどう感じるかを言語化できた。
司書・司書教諭コメント資料を収集する際、平家物語の訳本の多さに非常に驚いた。そのどれもが全く同じというわけではなく、著者や訳者ごとに少しずつ違う表現技法がそれぞれの「平家物語」の魅力だと感じた。 また、当然ではあるが現代とは人々の価値観そのものが異なることを痛感するのがこうした物語でもあるだろう。武士の在り方や当時の暮らしぶり、制度など背景をしっかりと調べることで、物語自体への理解度も深まり、より鮮明に当時の情景などが見えてくるのではないかと感じた。 生徒たちの興味の幅も十人十色で、どんどんより深みを知ろうとする中で、普段あまり読まないのだという生徒も本の魅力に少しでも触れられる機会になればいいと思う。
情報提供校東京学芸大学附属小金井中学校
事例作成日2023年3月31日
事例作成者氏名数井千春 長友春陽
記入者:長友(主担)

カウンタ

2596290 : 2010年9月14日より