お知らせ
I Dig Eduを窓口にした以下の講座は終了しました。2025年9月6日(土) オンライン講座 「小学校の読書教育の現状と課題」 近日中に「司書のまなび」に報告を掲載予定です。
I Dig Eduに動画コンテンツ「学校図書館を活用した教科連携事例 東京学芸大学附属国際中等教育学校の実践から」を掲載しました。
「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(2024年8月21日のオンラインイベント 筑波大学教授 吉田右子氏と前みんなの森メディアコスモス総合プロデューサー 吉成信夫氏との対談です。必見!)
過去の文科省事業報告会は、司書の学び から視聴申し込みができます。
また、当サイトが応援している、「10代がえらぶ海外文学大賞」は、いよいよ10代の皆さんによる投票期間となりました。トピックスでも紹介しています。
新着案内
「今月の学校図書館」は東京学芸大学附属竹早中学校です。
「授業と学校図書館」は、「6年生が運営します!」公共図書館が小学校の探究授業に協力したら…です。
授業実践事例:教科別目次
授業に役立つ学校図書館活用データベース:事例検索
コンテンツ詳細
管理番号 A0245
校種 中学校
教科・領域等 国語
単元 読書指導
対象学年 中2
活用・支援の種類 生徒の作品を展示・管理
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む) 「○○なあなたに贈るわたしの一行」の作品作りとその後の展示を図書館で行いたい
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項 B5サイズの画用紙に、本から選んだ1行とコメントを書く作業を図書館で行う。その後、160人分の作品と出典の本を毎週32名ずつ5週間にわたって展示する。2年生は必ず毎週図書館に来て、最も心に響いた作品を投票する。その管理をしてほしい。
提示資料 160名から多彩な本が提示された。購入できるものは購入し、できないものは自分でそのページのコピーを用意してもらった。
最も生徒たちから評価の高かった2作を選んだ1行と共に提示する。

『ブタカン!池谷美咲の演劇部日誌』青柳 碧人 新潮文庫
今、悩んでいるあなたに贈るわたしの1行
「これから体験する悩みとか全部『プレゼント』だと思ってよ。」

『まほろ駅前狂想曲』三浦 しをん 文藝春秋
迷っているあなたへ贈るわたしの1行
「でも正しいと感じる自分が本当に正しいのか疑う。」

図書館での展示の様子
参考資料(含HP)
参考資料リンク http://
ブックリスト
キーワード1 相手意識
キーワード2 言葉の選択
キーワード3 読書の広がり
授業計画・指導案等 授業計画「わたしの一行」.pdf
児童・生徒の作品
授業者 松原 洋子
授業者コメント 読書指導となると、日頃から本に接している生徒と、そうでない生徒の差が出てしまうものではあるが、今回は各自興味がある本を探せばよいので、楽しく取り組んでいた。好きな本を選んでからどんな相手にその言葉を贈ろうか考える生徒と、どんな人に言葉を贈ろうかと設定を考えてから本を選ぶ生徒とに分かれた。
図書館には、漫画の中から名言を集めた本もあったので、日頃、本を手にしない生徒にとっては、それを読むことにより、どんな状況の人にどんな言葉を贈るか、どのように書けばよいのか、イメージがつきやすかった。反対に、読書量の多い生徒にとっては、こんな本もあるのだということを皆に知らせる機会ともなったので、楽しく本を選んでいた。
また、完成させたカードが、何回も展示・掲示され、最後は文集に載るという流れをあらかじめ知らせたことにより、真剣に取り組もうという意欲もわいた。目的意識、相手意識があると、生徒は活動しやすい。
自分の作品を完成させた後は、仲間がどんな作品を書いたか読みたがった。その意味で、毎週32の作品から投票するという活動を5回設けたことは生徒の欲求を満たすものであった。また、だんだんと図書館に投票しに向かうことが習慣化していったのもよかったことである。
教員側から見ると、生徒に人気がある本や生徒が関心を持つ言葉、つまり生徒の文化を知ることができて、良かったと思う。
毎週図書館に足を運ぶ習慣をつけたので、できれば別の本に手を伸ばしてくれれば・・・とも思ったが、なかなかそこまではいかなかった。それでも、こうした刺激を与え続けることにより、本そのものにも興味を持つ日が来るのではないかと思う。
司書・司書教諭コメント 毎週本を持ってくる生徒たちに対応したり展示をしたり忙しかったが、2年生全員とやり取りできる良い機会だった。蔵書にない本を選んだ生徒もいたので、普段どのような本を読んでいるのか、どんな言葉に共感するのかを知ることができた。また、強制的に毎週図書館に来るという課題が、普段来館しない生徒たちの図書館へのハードルを低くしたと感じる。今後さらに読書へとつなげていきたい。
授業を図書館で行うだけでなく、このような形でも図書館は学びに関われると思う。
情報提供校 東京学芸大学附属小金井中学校
事例作成日 2015年12月17日
事例作成者氏名 松原洋子教諭 井谷由紀司書
記入者:井谷(主担)
カウンタ
3414454 : 2010年9月14日より
I Dig Eduを窓口にした以下の講座は終了しました。2025年9月6日(土) オンライン講座 「小学校の読書教育の現状と課題」 近日中に「司書のまなび」に報告を掲載予定です。
I Dig Eduに動画コンテンツ「学校図書館を活用した教科連携事例 東京学芸大学附属国際中等教育学校の実践から」を掲載しました。
「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(2024年8月21日のオンラインイベント 筑波大学教授 吉田右子氏と前みんなの森メディアコスモス総合プロデューサー 吉成信夫氏との対談です。必見!)
過去の文科省事業報告会は、司書の学び から視聴申し込みができます。
また、当サイトが応援している、「10代がえらぶ海外文学大賞」は、いよいよ10代の皆さんによる投票期間となりました。トピックスでも紹介しています。
「今月の学校図書館」は東京学芸大学附属竹早中学校です。
「授業と学校図書館」は、「6年生が運営します!」公共図書館が小学校の探究授業に協力したら…です。
授業実践事例:教科別目次
授業に役立つ学校図書館活用データベース:事例検索
コンテンツ詳細
管理番号 A0245
校種 中学校
教科・領域等 国語
単元 読書指導
対象学年 中2
活用・支援の種類 生徒の作品を展示・管理
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む) 「○○なあなたに贈るわたしの一行」の作品作りとその後の展示を図書館で行いたい
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項 B5サイズの画用紙に、本から選んだ1行とコメントを書く作業を図書館で行う。その後、160人分の作品と出典の本を毎週32名ずつ5週間にわたって展示する。2年生は必ず毎週図書館に来て、最も心に響いた作品を投票する。その管理をしてほしい。
提示資料 160名から多彩な本が提示された。購入できるものは購入し、できないものは自分でそのページのコピーを用意してもらった。
最も生徒たちから評価の高かった2作を選んだ1行と共に提示する。

『ブタカン!池谷美咲の演劇部日誌』青柳 碧人 新潮文庫
今、悩んでいるあなたに贈るわたしの1行
「これから体験する悩みとか全部『プレゼント』だと思ってよ。」

『まほろ駅前狂想曲』三浦 しをん 文藝春秋
迷っているあなたへ贈るわたしの1行
「でも正しいと感じる自分が本当に正しいのか疑う。」

図書館での展示の様子
参考資料(含HP)
参考資料リンク http://
ブックリスト
キーワード1 相手意識
キーワード2 言葉の選択
キーワード3 読書の広がり
授業計画・指導案等 授業計画「わたしの一行」.pdf
児童・生徒の作品
授業者 松原 洋子
授業者コメント 読書指導となると、日頃から本に接している生徒と、そうでない生徒の差が出てしまうものではあるが、今回は各自興味がある本を探せばよいので、楽しく取り組んでいた。好きな本を選んでからどんな相手にその言葉を贈ろうか考える生徒と、どんな人に言葉を贈ろうかと設定を考えてから本を選ぶ生徒とに分かれた。
図書館には、漫画の中から名言を集めた本もあったので、日頃、本を手にしない生徒にとっては、それを読むことにより、どんな状況の人にどんな言葉を贈るか、どのように書けばよいのか、イメージがつきやすかった。反対に、読書量の多い生徒にとっては、こんな本もあるのだということを皆に知らせる機会ともなったので、楽しく本を選んでいた。
また、完成させたカードが、何回も展示・掲示され、最後は文集に載るという流れをあらかじめ知らせたことにより、真剣に取り組もうという意欲もわいた。目的意識、相手意識があると、生徒は活動しやすい。
自分の作品を完成させた後は、仲間がどんな作品を書いたか読みたがった。その意味で、毎週32の作品から投票するという活動を5回設けたことは生徒の欲求を満たすものであった。また、だんだんと図書館に投票しに向かうことが習慣化していったのもよかったことである。
教員側から見ると、生徒に人気がある本や生徒が関心を持つ言葉、つまり生徒の文化を知ることができて、良かったと思う。
毎週図書館に足を運ぶ習慣をつけたので、できれば別の本に手を伸ばしてくれれば・・・とも思ったが、なかなかそこまではいかなかった。それでも、こうした刺激を与え続けることにより、本そのものにも興味を持つ日が来るのではないかと思う。
司書・司書教諭コメント 毎週本を持ってくる生徒たちに対応したり展示をしたり忙しかったが、2年生全員とやり取りできる良い機会だった。蔵書にない本を選んだ生徒もいたので、普段どのような本を読んでいるのか、どんな言葉に共感するのかを知ることができた。また、強制的に毎週図書館に来るという課題が、普段来館しない生徒たちの図書館へのハードルを低くしたと感じる。今後さらに読書へとつなげていきたい。
授業を図書館で行うだけでなく、このような形でも図書館は学びに関われると思う。
情報提供校 東京学芸大学附属小金井中学校
事例作成日 2015年12月17日
事例作成者氏名 松原洋子教諭 井谷由紀司書
記入者:井谷(主担)
カウンタ
3414454 : 2010年9月14日より
コンテンツ詳細
管理番号 | A0245 |
---|---|
校種 | 中学校 |
教科・領域等 | 国語 |
単元 | 読書指導 |
対象学年 | 中2 |
活用・支援の種類 | 生徒の作品を展示・管理 |
図書館とのかかわり (レファレンスを含む) | 「○○なあなたに贈るわたしの一行」の作品作りとその後の展示を図書館で行いたい |
授業のねらい・協働に あたっての確認事項 | B5サイズの画用紙に、本から選んだ1行とコメントを書く作業を図書館で行う。その後、160人分の作品と出典の本を毎週32名ずつ5週間にわたって展示する。2年生は必ず毎週図書館に来て、最も心に響いた作品を投票する。その管理をしてほしい。 |
提示資料 | 160名から多彩な本が提示された。購入できるものは購入し、できないものは自分でそのページのコピーを用意してもらった。 最も生徒たちから評価の高かった2作を選んだ1行と共に提示する。 |
![]() | 『ブタカン!池谷美咲の演劇部日誌』青柳 碧人 新潮文庫 今、悩んでいるあなたに贈るわたしの1行 「これから体験する悩みとか全部『プレゼント』だと思ってよ。」 |
![]() | 『まほろ駅前狂想曲』三浦 しをん 文藝春秋 迷っているあなたへ贈るわたしの1行 「でも正しいと感じる自分が本当に正しいのか疑う。」 |
![]() | 図書館での展示の様子 |
参考資料(含HP) | |
参考資料リンク | http:// |
ブックリスト | |
キーワード1 | 相手意識 |
キーワード2 | 言葉の選択 |
キーワード3 | 読書の広がり |
授業計画・指導案等 | 授業計画「わたしの一行」.pdf |
児童・生徒の作品 | |
授業者 | 松原 洋子 |
授業者コメント | 読書指導となると、日頃から本に接している生徒と、そうでない生徒の差が出てしまうものではあるが、今回は各自興味がある本を探せばよいので、楽しく取り組んでいた。好きな本を選んでからどんな相手にその言葉を贈ろうか考える生徒と、どんな人に言葉を贈ろうかと設定を考えてから本を選ぶ生徒とに分かれた。 図書館には、漫画の中から名言を集めた本もあったので、日頃、本を手にしない生徒にとっては、それを読むことにより、どんな状況の人にどんな言葉を贈るか、どのように書けばよいのか、イメージがつきやすかった。反対に、読書量の多い生徒にとっては、こんな本もあるのだということを皆に知らせる機会ともなったので、楽しく本を選んでいた。 また、完成させたカードが、何回も展示・掲示され、最後は文集に載るという流れをあらかじめ知らせたことにより、真剣に取り組もうという意欲もわいた。目的意識、相手意識があると、生徒は活動しやすい。 自分の作品を完成させた後は、仲間がどんな作品を書いたか読みたがった。その意味で、毎週32の作品から投票するという活動を5回設けたことは生徒の欲求を満たすものであった。また、だんだんと図書館に投票しに向かうことが習慣化していったのもよかったことである。 教員側から見ると、生徒に人気がある本や生徒が関心を持つ言葉、つまり生徒の文化を知ることができて、良かったと思う。 毎週図書館に足を運ぶ習慣をつけたので、できれば別の本に手を伸ばしてくれれば・・・とも思ったが、なかなかそこまではいかなかった。それでも、こうした刺激を与え続けることにより、本そのものにも興味を持つ日が来るのではないかと思う。 |
司書・司書教諭コメント | 毎週本を持ってくる生徒たちに対応したり展示をしたり忙しかったが、2年生全員とやり取りできる良い機会だった。蔵書にない本を選んだ生徒もいたので、普段どのような本を読んでいるのか、どんな言葉に共感するのかを知ることができた。また、強制的に毎週図書館に来るという課題が、普段来館しない生徒たちの図書館へのハードルを低くしたと感じる。今後さらに読書へとつなげていきたい。 授業を図書館で行うだけでなく、このような形でも図書館は学びに関われると思う。 |
情報提供校 | 東京学芸大学附属小金井中学校 |
事例作成日 | 2015年12月17日 |
事例作成者氏名 | 松原洋子教諭 井谷由紀司書 |
記入者:井谷(主担)