お知らせ
みんなで学ぼう！学校司書講座2025は、7月30日（水）、31日（木）の両日開催します。
７月30日 オンライン講座「生成AIと著作権」 講師 原口直氏（著作権アドバイザー）
7月31日 対面講座 「これからの学校図書館」 講師 吉田右子氏（筑波大学教授）
学校司書講座2025は、I Dig Eduを窓口に募集をします。講座名をクリックすると申し込み画面に飛びます。初めての方はアカウントの作成をお願いします。両講座とも参加費は無料です。
I Dig Eduに動画コンテンツ「学校図書館を活用した教科連携事例 東京学芸大学附属国際中等教育学校の実践から」を掲載しました。
「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの？」（8月21日のオンラインイベント 筑波大学教授 吉田右子氏と前みんなの森メディアコスモス総合プロデューサー 吉成信夫氏との対談です。必見！）
過去の文科省事業報告会は、司書の学び から視聴申し込みができます。
また、当サイトは、「10代がえらぶ海外文学大賞」を一緒に盛り上げるために、活動していきます。ぜひ、全国の学校司書・司書教諭の皆様、ご協力よろしくお願いします。
新着案内
「今月の学校図書館」は玉川聖学院中等部・高等部です。
「読書・情報リテラシー」は 学習発表会 ２年生生活科で「NDCのうた」です。
授業実践事例：教科別目次
授業に役立つ学校図書館活用データベース：事例検索
コンテンツ詳細
管理番号 A0465 校種 中学校 教科・領域等 国語 単元 学校図書館の 使い方 ～ＮＤＣ の理解と書架に本を戻す力を育てる～ 対象学年 中１ 活用・支援の種類 授業相談 資料提供 授業支援 図書館とのかかわり
(レファレンスを含む) 新入生に、3時間のオリエンテーションを企画・実施することで、NDCの理解と書架に本を戻す力を育てたい 授業のねらい・協働に
あたっての確認事項 オリエンテーション1日目で学んだ分類に関する知識を活かし、教室で提示された本の情報をもとに、図書館に来て本を探す。その後、見つけた本を班で交換し、それを正しい場所に戻せるかを、教員と司書でチェックする。
提示資料 
『探求に役立つ！学校司書と学ぶレポート・論文作成ガイド』東京都立高等学校司書会ラーニングスキルガイドブックプロジェクトチーム編著 ぺりかん社 2019
都立高校の学校司書たちが作った本なので、探求のためにどのように図書館が活用できるかについて学ぶには、最適な一冊。 
『虫といっしょに庭づくり：オーガニックガーデン・ハンドブック』ひきちガーデンサービス 曳地トシ・曳地義治著 築地書館 200８
オリエンテーション初日で、類について学んだので、2日目は教室で、2冊の本の書影と書誌情報が載ったプリントを渡して、どの類になるかを予想してもらったが、どのクラスも苦戦したのが、提示資料2の本と、提示資料3の本。
こちらの本は、虫の本だと思って4類の昆虫の棚を探しに行くので、虫より庭が主題だと伝えないとなかなか分かってもらえなかった。
『大江戸カルチャーブックス 動物奇想天外 江戸の動物百態』内山淳一著 青幻舎 2008
この本は、動物の本だと思い込み、4類の動物の棚を探す班が多かった。手に取ってみれば、江戸の絵画の本だとわかるが確かにタイトルだけではわかりにくい本だった。 参考資料（含HP） 参考資料リンク https:// ブックリスト
キーワード１ オリエンテーション キーワード２ 日本十進分類法 キーワード３ ブラウジング 授業計画・指導案等 学校図書館の使い方指導案.pdf 児童・生徒の作品 https:// 授業者 阿部由美（国語科教諭＆司書教諭） 授業者コメント 「図書」の授業のない中学生がＮＤＣについてきちんと学ぶ機会は、教師が意識して作らないと得られない。 ＮＤＣがわかれば、 生徒が自分に必要な本を探しやすくなるのだが、そのことを生徒は教わらないと知らないことに、多くの教師は意識が向いていない。ＮＤＣの知識は個人的な読書のみならず、 あらゆる教科の学習に対して有用であると思われ 学校図書館活用の一歩として位置づけられるのではないかと考えた。
さらには、子どもたちが、学習活動の際に手元の端末だけで終わりにせず、自発的に学校図書館の本も使おうと思うためには、図書館を使う上で最低限知っておくべき分類の知識について、楽しく学ぶ機会を設ける必要を感じた。
この授業の後、別の課題の場面で、学校司書が用意してくれた本を見て、分類に着目する生徒がいた。NDCの知識は、1度やっただけでは定着しないので、国語の授業のなかで、あるいは他教科との連携してNDCを意識する機会が繰り返しあることが望ましい。しかし、NDCは検索やブラウジングで資料に到達するのための一つの手段なので、縛られすぎて却って不自由になることがないようにも、注意を向けたい。 司書・司書教諭コメント 新入生のオリエンテーションでは必ず、類について伝えているが、今回のように入学早々、3時間を費やして、類だけでなく、棚の並びや著者記号について、また本のつくりについても学ぶ時間を設けたことで、図書館や本を身近に感じてもらえたように思う。分類を手掛かりに、棚をなんとなく眺めて本を探すよりも、正しい位置に本を戻すことのほうが、実はハードルが高く、さらにはめんどくさがりの中学生は、その必要性が理解できなかったりする。今回の実践が国語の学びだけにとどまらず、中学生活で様々な教科で情報を得るときに役立つことだと、生徒自身にも認識してもらえると嬉しい。3日間連続でのオリエンテーションは、1年生に図書館を利用する敷居を低くするものとなり、その後のスムーズな利用にもつながった。 情報提供校 東京学芸大学附属世田谷中学校 事例作成日 2025.5.27 事例作成者氏名 村上恭子（学校司書）
記入者：村上
カウンタ
3207929 ： 2010年9月14日より
みんなで学ぼう！学校司書講座2025は、7月30日（水）、31日（木）の両日開催します。
７月30日 オンライン講座「生成AIと著作権」 講師 原口直氏（著作権アドバイザー）
7月31日 対面講座 「これからの学校図書館」 講師 吉田右子氏（筑波大学教授）
学校司書講座2025は、I Dig Eduを窓口に募集をします。講座名をクリックすると申し込み画面に飛びます。初めての方はアカウントの作成をお願いします。両講座とも参加費は無料です。
I Dig Eduに動画コンテンツ「学校図書館を活用した教科連携事例 東京学芸大学附属国際中等教育学校の実践から」を掲載しました。
「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの？」（8月21日のオンラインイベント 筑波大学教授 吉田右子氏と前みんなの森メディアコスモス総合プロデューサー 吉成信夫氏との対談です。必見！）
過去の文科省事業報告会は、司書の学び から視聴申し込みができます。
また、当サイトは、「10代がえらぶ海外文学大賞」を一緒に盛り上げるために、活動していきます。ぜひ、全国の学校司書・司書教諭の皆様、ご協力よろしくお願いします。
「今月の学校図書館」は玉川聖学院中等部・高等部です。
「読書・情報リテラシー」は 学習発表会 ２年生生活科で「NDCのうた」です。
授業実践事例：教科別目次
授業に役立つ学校図書館活用データベース：事例検索
コンテンツ詳細
管理番号 A0465 校種 中学校 教科・領域等 国語 単元 学校図書館の 使い方 ～ＮＤＣ の理解と書架に本を戻す力を育てる～ 対象学年 中１ 活用・支援の種類 授業相談 資料提供 授業支援 図書館とのかかわり
(レファレンスを含む) 新入生に、3時間のオリエンテーションを企画・実施することで、NDCの理解と書架に本を戻す力を育てたい 授業のねらい・協働に
あたっての確認事項 オリエンテーション1日目で学んだ分類に関する知識を活かし、教室で提示された本の情報をもとに、図書館に来て本を探す。その後、見つけた本を班で交換し、それを正しい場所に戻せるかを、教員と司書でチェックする。
提示資料 『探求に役立つ！学校司書と学ぶレポート・論文作成ガイド』東京都立高等学校司書会ラーニングスキルガイドブックプロジェクトチーム編著 ぺりかん社 2019
都立高校の学校司書たちが作った本なので、探求のためにどのように図書館が活用できるかについて学ぶには、最適な一冊。 『虫といっしょに庭づくり：オーガニックガーデン・ハンドブック』ひきちガーデンサービス 曳地トシ・曳地義治著 築地書館 200８
オリエンテーション初日で、類について学んだので、2日目は教室で、2冊の本の書影と書誌情報が載ったプリントを渡して、どの類になるかを予想してもらったが、どのクラスも苦戦したのが、提示資料2の本と、提示資料3の本。
こちらの本は、虫の本だと思って4類の昆虫の棚を探しに行くので、虫より庭が主題だと伝えないとなかなか分かってもらえなかった。
『大江戸カルチャーブックス 動物奇想天外 江戸の動物百態』内山淳一著 青幻舎 2008
この本は、動物の本だと思い込み、4類の動物の棚を探す班が多かった。手に取ってみれば、江戸の絵画の本だとわかるが確かにタイトルだけではわかりにくい本だった。 参考資料（含HP） 参考資料リンク https:// ブックリスト
キーワード１ オリエンテーション キーワード２ 日本十進分類法 キーワード３ ブラウジング 授業計画・指導案等 学校図書館の使い方指導案.pdf 児童・生徒の作品 https:// 授業者 阿部由美（国語科教諭＆司書教諭） 授業者コメント 「図書」の授業のない中学生がＮＤＣについてきちんと学ぶ機会は、教師が意識して作らないと得られない。 ＮＤＣがわかれば、 生徒が自分に必要な本を探しやすくなるのだが、そのことを生徒は教わらないと知らないことに、多くの教師は意識が向いていない。ＮＤＣの知識は個人的な読書のみならず、 あらゆる教科の学習に対して有用であると思われ 学校図書館活用の一歩として位置づけられるのではないかと考えた。
さらには、子どもたちが、学習活動の際に手元の端末だけで終わりにせず、自発的に学校図書館の本も使おうと思うためには、図書館を使う上で最低限知っておくべき分類の知識について、楽しく学ぶ機会を設ける必要を感じた。
この授業の後、別の課題の場面で、学校司書が用意してくれた本を見て、分類に着目する生徒がいた。NDCの知識は、1度やっただけでは定着しないので、国語の授業のなかで、あるいは他教科との連携してNDCを意識する機会が繰り返しあることが望ましい。しかし、NDCは検索やブラウジングで資料に到達するのための一つの手段なので、縛られすぎて却って不自由になることがないようにも、注意を向けたい。 司書・司書教諭コメント 新入生のオリエンテーションでは必ず、類について伝えているが、今回のように入学早々、3時間を費やして、類だけでなく、棚の並びや著者記号について、また本のつくりについても学ぶ時間を設けたことで、図書館や本を身近に感じてもらえたように思う。分類を手掛かりに、棚をなんとなく眺めて本を探すよりも、正しい位置に本を戻すことのほうが、実はハードルが高く、さらにはめんどくさがりの中学生は、その必要性が理解できなかったりする。今回の実践が国語の学びだけにとどまらず、中学生活で様々な教科で情報を得るときに役立つことだと、生徒自身にも認識してもらえると嬉しい。3日間連続でのオリエンテーションは、1年生に図書館を利用する敷居を低くするものとなり、その後のスムーズな利用にもつながった。 情報提供校 東京学芸大学附属世田谷中学校 事例作成日 2025.5.27 事例作成者氏名 村上恭子（学校司書）
記入者：村上
カウンタ
3207929 ： 2010年9月14日より
コンテンツ詳細
| 管理番号 | A0465 |
|---|---|
| 校種 | 中学校 |
| 教科・領域等 | 国語 |
| 単元 | 学校図書館の 使い方 ～ＮＤＣ の理解と書架に本を戻す力を育てる～ |
| 対象学年 | 中１ |
| 活用・支援の種類 | 授業相談 資料提供 授業支援 |
| 図書館とのかかわり (レファレンスを含む) | 新入生に、3時間のオリエンテーションを企画・実施することで、NDCの理解と書架に本を戻す力を育てたい |
| 授業のねらい・協働に あたっての確認事項 | オリエンテーション1日目で学んだ分類に関する知識を活かし、教室で提示された本の情報をもとに、図書館に来て本を探す。その後、見つけた本を班で交換し、それを正しい場所に戻せるかを、教員と司書でチェックする。 |
| 提示資料 | |
| 『探求に役立つ！学校司書と学ぶレポート・論文作成ガイド』東京都立高等学校司書会ラーニングスキルガイドブックプロジェクトチーム編著 ぺりかん社 2019 都立高校の学校司書たちが作った本なので、探求のためにどのように図書館が活用できるかについて学ぶには、最適な一冊。 |
| 『虫といっしょに庭づくり：オーガニックガーデン・ハンドブック』ひきちガーデンサービス 曳地トシ・曳地義治著 築地書館 200８ オリエンテーション初日で、類について学んだので、2日目は教室で、2冊の本の書影と書誌情報が載ったプリントを渡して、どの類になるかを予想してもらったが、どのクラスも苦戦したのが、提示資料2の本と、提示資料3の本。 こちらの本は、虫の本だと思って4類の昆虫の棚を探しに行くので、虫より庭が主題だと伝えないとなかなか分かってもらえなかった。 |
| 『大江戸カルチャーブックス 動物奇想天外 江戸の動物百態』内山淳一著 青幻舎 2008 この本は、動物の本だと思い込み、4類の動物の棚を探す班が多かった。手に取ってみれば、江戸の絵画の本だとわかるが確かにタイトルだけではわかりにくい本だった。 |
| 参考資料（含HP） | |
| 参考資料リンク | https:// |
| ブックリスト | |
| キーワード１ | オリエンテーション |
| キーワード２ | 日本十進分類法 |
| キーワード３ | ブラウジング |
| 授業計画・指導案等 | 学校図書館の使い方指導案.pdf |
| 児童・生徒の作品 | https:// |
| 授業者 | 阿部由美（国語科教諭＆司書教諭） |
| 授業者コメント | 「図書」の授業のない中学生がＮＤＣについてきちんと学ぶ機会は、教師が意識して作らないと得られない。 ＮＤＣがわかれば、 生徒が自分に必要な本を探しやすくなるのだが、そのことを生徒は教わらないと知らないことに、多くの教師は意識が向いていない。ＮＤＣの知識は個人的な読書のみならず、 あらゆる教科の学習に対して有用であると思われ 学校図書館活用の一歩として位置づけられるのではないかと考えた。 さらには、子どもたちが、学習活動の際に手元の端末だけで終わりにせず、自発的に学校図書館の本も使おうと思うためには、図書館を使う上で最低限知っておくべき分類の知識について、楽しく学ぶ機会を設ける必要を感じた。 この授業の後、別の課題の場面で、学校司書が用意してくれた本を見て、分類に着目する生徒がいた。NDCの知識は、1度やっただけでは定着しないので、国語の授業のなかで、あるいは他教科との連携してNDCを意識する機会が繰り返しあることが望ましい。しかし、NDCは検索やブラウジングで資料に到達するのための一つの手段なので、縛られすぎて却って不自由になることがないようにも、注意を向けたい。 |
| 司書・司書教諭コメント | 新入生のオリエンテーションでは必ず、類について伝えているが、今回のように入学早々、3時間を費やして、類だけでなく、棚の並びや著者記号について、また本のつくりについても学ぶ時間を設けたことで、図書館や本を身近に感じてもらえたように思う。分類を手掛かりに、棚をなんとなく眺めて本を探すよりも、正しい位置に本を戻すことのほうが、実はハードルが高く、さらにはめんどくさがりの中学生は、その必要性が理解できなかったりする。今回の実践が国語の学びだけにとどまらず、中学生活で様々な教科で情報を得るときに役立つことだと、生徒自身にも認識してもらえると嬉しい。3日間連続でのオリエンテーションは、1年生に図書館を利用する敷居を低くするものとなり、その後のスムーズな利用にもつながった。 |
| 情報提供校 | 東京学芸大学附属世田谷中学校 |
| 事例作成日 | 2025.5.27 |
| 事例作成者氏名 | 村上恭子（学校司書） |
記入者：村上
カウンタ
3207929 ： 2010年9月14日より
