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学校図書館は新たな授業づくりを応援します。今月の学校図書館へ

お知らせ

「文科省事業報告会 みんなで使おう!学校図書館 Vol.17」は終了いたしました。お申込み・ご参加くださった皆様、ありがとうございました。録画配信のご連絡をお待ちください。また、こちらの参加アンケートへのご協力もよろしくお願いいたします。

2025年9月6日(土) のオンライン講座 「小学校の読書教育の現状と課題」 が I Dig Edu から視聴できます。司書のまなびもご覧ください。

「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(2024年8月21日のオンラインイベント 筑波大学教授 吉田右子氏と前みんなの森メディアコスモス総合プロデューサー 吉成信夫氏との対談です。必見!)

過去の文科省事業報告会は、司書の学び から視聴申し込みができます。

「10代がえらぶ海外文学大賞」結果が発表されました!サイトをクリックしてくださいね!

新着案内

「使い方動画」をリニューアルしました。時間も短くなりました(約5分)。

「今月の学校図書館」は東京都立八丈高等学校です。

「授業と学校図書館」は、「はじまりは1冊の本から:光太郎と智恵子の愛のカタチ」です。

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コンテンツ詳細

管理番号A0481
校種中学校
教科・領域等国語
単元作られた「物語」を超えて(光村図書)
対象学年中3
活用・支援の種類資料相談・資料提供
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む)
教科書単元の著者、山極寿一氏の著作が図書館にあれば貸りたい。
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項
生徒が多様な視点に気づくような書籍があれば、あわせて紹介してほしい。


提示資料
『スマホを捨てたい子どもたち:野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一著 ポプラ新書 2020 京都大学学長時代、小中学生に講演をする機会が多く、その時に「スマホを使っている人?」と聞くとたくさんの手があがるが、「ではスマホを捨てたい人は?」と聞くと、こちらにも結構な手が上がるというのです。便利なものを実は小中学生は持て余している?
『京大式おもろい勉強法』山極寿一著 朝日新書 2015 2014年4月に京都大学の総長に就任した山極氏のキャッチフレーズは「おもろいことやりましょう!」だったそうです。それには、自分が面白がるだけではなく、相手も「それおもろいな!」と思わせることが大事なのだと。そのために必要なのは、対話力・対人力!ゴリラ研究の第一人者によるおもろい勉強法。
『JK,インドで常識をぶっ壊される』藤谷はるか著 河出書房新社 2022  中3 になる直前の春休み、両親から海外赴任が決まりそう…と聞かされた“わたし”。正式に辞令が下りる までは転勤の件は口外してはいけないと言われ、ひとり、アメリカか、ヨーロッパか、あるいは東南アジア か…と夢想していた。ところがGW 直前に聞かされた赴任先は想定外のインド!なぜインドを考えなかったのかと言われ れば、何の理由もない。友人たちに引っ越し先を伝えると、はげましと同情が付いてくる。そんな“わたし”が、実際にインドに行って何を考え、何を思ったかが、赤裸々に語られるノンフィクション。…思い込みが覆されるようなノンフィクションはないかと聞かれて思いついた1冊。
参考資料(含HP)
参考資料リンクhttps://
ブックリスト単元作られた「物語」を超えてブックリスト.xlsx


キーワード1論理の展開
キーワード2意見文
キーワード3読書活動
授業計画・指導案等☆【提出版】中学校3学年国語科学習指導案.pdf
児童・生徒の作品https://
授業者稲田知陽(東京学芸大学初等教育教員養成課程国語選修日本語教育コース4年)
授業者コメント研究授業は全5時のうち、4時間目にあたる。前時までに山極寿一が執筆した教科書教材「作られた「物語」を超えて」を読み、その内容や構成の工夫について考えを深めた。本時では、学校図書館に配架されている同著者の図書より、『スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』、『京大式 おもろい勉強法』、『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』から教師が引用した箇所を読み、筆者の主張をもとに自らの主張を立て、意見文の骨子をつくった。 生徒は生き生きと抜粋箇所を読み、班で読んだ内容を交流しながら、ワークシートを用いて意見文の骨子をつくっていた。成果物からも、生徒が社会に訴えたいことを根拠立てて述べたり、自らの生活を省察したりしている様子が伺えた。また、続く第5時では、本時に記入したワークシートを用い、意見文を書き、交流する活動を行った。意見文が早く仕上がった生徒に、学校図書館に配架されている山極寿一の他の著作や、関連図書を読むように促したところ、多くの生徒が進んで本を手に取り、読書を行う様子がみられた。生徒からは図書を読むことで、新たな世界の捉え方や、興味・関心を広げることきっかけにつながったという声が聞かれた。 図書館の利用によって、生徒の興味・関心を広げたり、主体的な学びにつないだりすることができる可能性の端緒を掴んだ実践となった。
司書・司書教諭コメント本校には教育実習生が毎年100人ほど、東京学芸大学からやってきます。学校司書からも短い時間をもらい、実習生に学校図書館を学びに役立ててほしいと伝えています。そうはいっても、授業のなかに図書館活用を組み入れるのはそれなりに準備がいるので、実習期間中に実際に図書資料を活用するケースはそれほど多くはありません。でも稲田さんは、授業を組み立てる際にすでに図書資料を活用したいと考えて、カウンターにやってきてくれました。提供した資料がこのような形で役立ったことは司書としてはとても嬉しいことでしたので、ぜひデータベースに実践事例をとお願いして、提供いただきました。
情報提供校東京学芸大学附属世田谷中学校
事例作成日事例作成 令和7年 12月 /授業実践令和7年 10月
事例作成者氏名学校司書 村上恭子
記入者:村上

カウンタ

3627133 : 2010年9月14日より