今月の学校図書館

こんなことをやっています!

東京学芸大学附属高等学校

2015-07-01 16:04 | by 岡田(主担) |

6月上旬に本校卒業の委託教育実習生を8名迎えました。
国語科の実習生は一人もいませんでしたが、現国で「羅生門」を図書館授業で行うと聞いて大半の実習生が授業に積極的に参加してくれました。


高校1年生が羅生門を学ぶのは定番ですが、本校では3人の教員が3人とも全く内容の違う羅生門の授業を展開します。
実習生の専門は、機械工学科、理学科、日本史、情報デザイン、美術専攻、英米文学、史学科と多岐にわたります。自分の教科なら、どのように図書館を活用できるかを一人一人が真剣に受け止めて、考えている姿が見受けられました。

学校図書館データーベース「羅生門」を分析する
 管理番号A0232
「英語だとどうしても、一方的に教える授業になりがちで、この授業の様にアクティブ•ラーニングの学びにはなりにくいです。」
「そうですね、古典であれば文法の比重が増えるのでその気持ちはわかります。」
「図書館を使う授業は生徒に活気があり、教室とは違う学びができますね。」
「大好きな本や、後輩に薦めたい本がたくさんあります。」
そこで、忙しい実習生に早速POPを書いてもらい、先輩からの推薦図書として館内に展示しました。


本校での図書館授業実習を生かして、今後の教育、研究活動の充実につなげてほしいと思います。
将来、当たり前の様に図書館を使って授業のできる教員へと育ってほしいと切に願っています。

二学期は学芸大の教育実習生を前期、後期合わせて187名受け入れます。
実習生には図書館オリエンテーションも行います。
学芸大学の実習生はどのように図書館を活用してくれるでしょうか。
是非、本校図書館を有効利用して下さい。お待ちしています。



             (東京学芸大学附属高等学校 司書 岡田和美)

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