今月の学校図書館

こんなことをやっています!

東京都 杉並区立高井戸第三小学校

2017-06-15 08:57 | by 金澤(主担) |


 
学校司書の全校配置から丸5年が過ぎた杉並区。今月は、杉並区立高井戸第三小学校の学校司書の塚田麻泉さんに学校図書館の紹介の記事を書いていただきました。


たたみコーナーがあります

 高井戸第三小学校の図書館には、たたみコーナーがあります。たたみの周りは、絵本が並んでいて、休み時間はここで本を読むことができます。友達と読んだり、一人で好きな姿勢で読んだりしています。

図書の時間は、たたみコーナーで読み聞かせをしています。1年生から6年生まで、たたみコーナーに集まり読み聞かせや朗読を聴きます。5月には2年生が1年生を連れて学校探検をしましたが、図書館を案内した後にたたみコーナーで読み聞かせをしていました。

読書の記録を始めました

 1年生の図書の時間は、読み聞かせを聞き絵本・科学絵本・昔話絵本の中から借りる本と読む本を選び、読書を行っています。6月には読書週間もあり例年、この時期から読書の記録をスタートしています。1番最初に記録に書く本はみんな同じ本ということで、読み聞かせをした「11ぴきのねこ」を書きました。読書の記録は、日付・本の名前・一言感想を書く欄があり、読み聞かせが終わってからどんなところがおもしろかったか、驚いたか、不思議だったかと感想の説明をしてから数人に答えてもらいました。毎年出てくる感想として「ねこのおなかがたぬきみたいになったところがおもしろかった。」がどのクラスからも出てきますが、今年度は「魚が歌を歌っているところがびっくりした。」や「ねこが大きな魚をどうやって食べたのか不思議だった。」というものもあり、いろいろな感想が飛び出しました。まだ、ひらがなを習ったばかりで書くのは大変ですが、休み時間にも読書の記録を持って本を読みに来ている子もいてこれからが楽しみです。



ビブリオバトルをしました

 6月の3週目と4週目は、春の読書週間をやっています。読書週間中は、朝学習の時間が朝読書になり、読み聞かせボランティアやままーずというボランティアによる素話や落語、人形劇など本に親しむ時間が増えます。

 また図書委員が企画して行う読書集会があります。今年度の読書集会は、ビブリオバトルを行うことになりました。図書委員の中で参加者を募り、体育館の舞台で13分間本の紹介をします。終わった後は、図書館の前に投票箱を置いて、読みたくなった本に投票してもらいます。ビブリオバトルの代表以外の子供たちは、ルール説明と本の取り扱いについて発表するようにグループ分けをしました。他にも休み時間の活動として、今年度はくじ引き読書をやることになりました。低学年が動物・冒険、中学年が主人公は男の子・女の子、高学年が歴史・探偵とそれぞれのテーマの本をくじに書き、休み時間に来た子が引いて読む本や借りる本を決めています。

                       杉並区立高井戸第三小学校 塚田麻泉


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