今月の学校図書館

こんなことをやっています!

東京学芸大学附属高等学校

2018-06-04 16:34 | by 岡田(主担) |

附属高校では毎年6月に地理実習を行っています。対象は1年生です。
図書館では「1年生の3大レポート」の1つとして中心的に資料支援を行っています。
4月に行う2回の図書館オリエンテーションもこの実習を目標に行っているほど
1年生にとっては初めて経験する内容の濃い実習となります。

実習当日の様子 
コース概要は16キロ。江戸城の外堀を一周します。
何もしないで歩いても4時間かかります。行う作業は以下の通りです。
1.観察記の作成 2.スケッチ 3.通過地点の断面図作成 4.土地利用等の調査



今回は「附属高校イチの東京マニア」を自称する3年生が、
1年生に向けてレポート支援の講座を開きたいと図書館にやってきました。
講座で紹介するための本を200冊近い蔵書の中から選書し
その本の良さや、欠点についても話し合いました。
普段は教員との打ち合わせがほとんどでのレポート支援を行っていますが、
生徒が自主的に行う講座では、生徒目線の選書やレポートへの意気込みを聞くいい機会になりました。以下は講座の詳細内容と当日の写真です。

地理実習 攻略支援イベント
1日目『地形トーク』
東京の高低差について、地形の着眼点や具体例をあげながら、地誌にも踏み込んでしっかり語ります。

2日目『地図トーク』
地図を実際に扱ってみることで、知見を深めます。
古地図、地図アプリを実際に使用します。

3日目『歴史トーク』
地理よりも歴史が好きという人向けのトークです。
江戸の成り立ちや発展という観点からアプローチします。

4日目『レポートの書き方』
レポートの有効な書き方のポイントを教えます。
多数の本を活用しましょう。答えの書いてある本は基本ありません。




                 (東京学芸大学附属高等学校 司書 岡田和美)

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