今月の学校図書館
こんなことをやっています!
東京学芸大学附属小金井中学校
2018-07-09 15:50 | by 井谷(主担) |
毎年6月末には、放課後の1時間を使い、全教員による図書館研修「図書館の利活用を考える日」が実施されます。
司書教諭と司書から、図書館の使い方の確認、図書館活用の事例紹介、生徒へのオリエンテーションの概要などを説明したあと、教科ごとに利活用計画を打ち合わせ、蔵書の確認、購入希望、廃棄本の決定などをします。
今年度は、ちょうどこの研修が始まって10年たったということで、今までの内容を振り返り、どのような活動が有意義だったかなどのアンケートを実施しました。蔵書を確認できた、生徒に関連する書籍を紹介できた、授業のイメージがわいたという意見のほか、今後の研修のアイデアなど、様々な意見を聞くことができ、大変参考になりました。
この研修の詳細は「使いこなす情報のチカラ 読書・情報リテラシー」に後日掲載いたします。
今年度の前期図書委員会のキャンペーンは、
Book Bingo 9
略して
「BB9」でした。
1冊借りるごとにスタンプを押すスタンプラリー形式ですが、なんでも借りればいいというわけではなく、9マスにふられた分類番号の本を借りるというものです。1ビンゴごとにしおりを贈呈、9ます全部埋めるとブックカバーと交換です。
果敢になじみのない書架に向かう人もいましたが、「9類しか借りないし、無理~!」とかたくなな人も多く、今年のキャンペーンはやや苦戦気味でした。
金曜日の昼休みは、昨年度から東京学芸大学で図書館情報学を学ぶ学生さんたちが開館してくれています。
3つのグループに分かれ、新聞・展示・ブックトークを順番に回していくそうです。
先日、図書館の隅で初めてのブックトーク「ともだち」が開催されましたが、人数は少ないながらも、大変な盛り上がりだったとか。翌週には、生徒の有志が同じテーマでブックトークバトルを繰り広げたそうです。
展示も新聞も、それぞれに工夫を凝らして作成しています。次はどんなものを見せてくれるのか、生徒も私も楽しみにしています。
(東京学芸大学附属小金井中学校
司書 井谷 由紀)