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学校図書館は新たな授業づくりを応援します。今月の学校図書館へ

お知らせ

「文科省事業報告会 みんなで使おう!学校図書館 Vol.17」の視聴をご希望の方は、こちらから申し込みください。自動返信で視聴URLが送られます。迷惑メールに紛れることもあるので、お気をつけください。視聴後は、参加アンケートへのご協力もよろしくお願いいたします。当日いただいたご質問への回答、公開できる資料は、司書のまなびページに掲載しました。

「10代がえらぶ海外文学大賞」いよいよ只今、第一次投票受付中です。杉田七重さんときむらともおさんによるオンライン研修”10代にとっての「海外文学」の魅力を考える”の録画を公開しました。

2025年9月6日(土) のオンライン講座 「小学校の読書教育の現状と課題」 が I Dig Edu から視聴できます。司書のまなびもご覧ください。

「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(2024年8月21日のオンラインイベント 筑波大学教授 吉田右子氏と前みんなの森メディアコスモス総合プロデューサー 吉成信夫氏との対談です。必見!)

過去の文科省事業報告会は、司書の学び から視聴申し込みができます。

 

新着案内

「今月の学校図書館」は東京学芸大学附属高等学校です。

「授業と学校図書館」は、埼玉県立高校5年次研修の試みです。

「読書・情報リテラシー」は、探究学習を加速させる「書棚」と連想です。

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コンテンツ詳細

管理番号A0486
校種高校
教科・領域等社会
単元現代的な諸課題の形成と展望
対象学年高1
活用・支援の種類資料提供、ワークショップ支援
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む)
歴史総合の探究学習で行う「点検読書」のブックリストを一緒に選定してほしい。
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項


提示資料
『アメラジアンの子供たち 知られざるマイノリティ問題』(S.マーフィ重松/著 坂井純子/訳 集英社 2002年) ISBN:978-4-08-720143-7 生徒は知らないけど知ってほしいテーマを扱っている本を探しているときに見つけた1冊。世界的規模の視点と日本の、特に沖縄の視点があるため、今回の授業テーマにマッチしている内容の書籍として、ブックリストに採用した。
『ヘイトクライムとは何か 連鎖する民族差別犯罪』(鵜塚健/著 後藤由耶/著 KADOKAWA 2023年) ISBN:978-4-04-082472-7 先生から一部ヘイト思想を抱いている生徒がいるという話を聞き、多面的な視点を持ってほしいと思い、選んだ1冊。実際にヘイト思想を持っていた生徒がこの本を読んだところ、見事に考えを改めさせてしまった、力のある真に迫る内容のルポルタージュである。
『写真と証言で伝える世界のヒバクシャ 1 マーシャル諸島住民と日本マグロ漁船乗組員』(豊崎博光/著 すいれん舎 2019年) ISBN:978-4-86369-542-9 被爆者=原爆という限定的なイメージを持っていたが、先生との対話のなかで「ヒバクシャ」という視点に気づき、ブックカタログの中から偶然発見したシリーズ本。世界各地の反核、反原発運動や核被害者会議などで出会ったヒバクシャの被ばく体験を写真と証言で記録したもので、写真が持つ力が大きいと感じさせられる。
参考資料(含HP)
参考資料リンクhttps://
ブックリスト【歴史総合探究】おすすめブックリスト2025.xls


キーワード1点検読書
キーワード2あらまし読み
キーワード3探究活動
授業計画・指導案等【武井】授業計画・指導案等.pdf
児童・生徒の作品https://
授業者武井寛太、長沼祥子
授業者コメント「歴史総合」の大項目D(4)「現代的な諸課題の形成と展望」こでは、生徒が持続可能な社会の実現を視野に入れながら自ら主題を設定し、歴史的な経緯を踏まえて現代的な諸課題を理解するとともに、諸資料を活用した探究活動を通してその展望を考察・構想し、それを表現することが求められている。  しかし、生徒は現代的な諸課題そのものを十分に認知していないことが課題であった。授業の中でも現代的な諸課題に関わるテーマは扱っているが、授業で取り上げられる主題には限界があり、生徒がそれらを自らの探究の主題として想起するとは限らない。その結果、主題を自由に設定させると、「なぜ給料が少ないのか」「なぜ日本は不景気なのか」といった、自分の日常に直結した問いが多く挙げられる。それ自体は否定されるべきものではないが、その結果として、地球規模の課題や歴史的背景をもつ構造的問題が主題として取り上げられることはほとんどない。  そこで本実践では、学校図書館と連携し、「点検読書」と「あらまし読み」を探究の導入に位置づけた授業を計画した。点検読書によって生徒が現代的な諸課題に関わるテーマを認知し、あらまし読みによって文献の全体像を把握することで、文献を手がかりとした探究の主題設定と歴史的経緯の考察を支えることをねらいとした。  生徒は、点検読書を通して、多様な分野の課題を把握することができた。なかには、日本の戦争責任に関連する本を読んだ後、次に戦時中の性暴力に関わる本に手を伸ばした生徒もいた。1時間の中で3冊の序章・終章に触れられる点検読書が、生徒の学びの関心を深めさせた事例と言える。  また、点検読書とあらまし読みを導入してから、生徒が選定する主題は、読んだ本の内容に偏るようになった。生徒の自由な探究を妨げるという見方もできるが、生徒にとっては探究の手掛かりを一冊の本とすることで学びやすさが向上し、また歴史総合という科目のまとめとして適切な学習を進めることができていた。
司書・司書教諭コメント今回の授業では、情報収集は書籍のみと限定したことで、読書を主軸に探究学習を行うことができたと思う。また、探究と図書館が直接結びつく事例が多くはない中、テーマを決める=問いを立てることにおいて、「点検読書」と「あらまし読み」が有効であるということを実証していただき、大変ありがたかった。 ブックリストの作成にはかなり苦労したが、先生との対話を重ねながら、共同で選書することで、かなりレベルが高いものができたと思う。日々変わってゆく社会に対する諸課題に向き合う探究をするため、ブックリストは常に更新し、司書も勉強をし続けなければならないと感じた。
情報提供校埼玉県立与野高等学校
事例作成日2026年 4月 13日 /授業実践  2026年2月~3月
事例作成者氏名教諭 武井寛太 / 学校司書 長沼祥子
記入者:村上

カウンタ

4020950 : 2010年9月14日より