相談・臨床事業

「特別支援教育に関わる現職教員研修システムの開発」プロジェクト
現職教員研修【ゼミ型研修】特別支援教育に関わる「若手・中堅二層制の専門的指導法向上ゼミ研修」
 基礎的な研修受講を経た意欲的な若手教師、様々な実践経験を積んだ中堅教師を対象とし、経験年数等が異なる2つの受講者グループを構成し、特別支援教育における対象事例(倫理的配慮から架空事例とする)を持ち寄り、6回の研修を主にゼミ形式で行いました。①アセスメント、②保護者対応・連携、③授業つくり・対応と指導法、④教材つくり、⑤ケースカンファレンスの持ち方、⑥実践の省察 のべ16名が参加しました。
「特別支援教育・発達相談」支援事業
・心理教育的アセスメント報告と説明(サロン型とアウトリーチ型)
  25件のアセスメント(内、学校訪問が11件)を実施し、保護者を通して学校・担任教師への報告書の提供と説明を行いました。

・アウトリーチ型・スーパービジョン
  4月~12月の74校園の訪問 211事例(2022年1月~3月のべ19校園66事例)

・特別支援教育の専門性向上研修会〔アセスメント法・指導法〕
  ①特別支援教育2022の動向、②特別支援教育・学校不適応の調査研究報告会2022、③WISC-Ⅳ研修、④特別支援教育・学校不適応の調査デザイン会
  2022、⑤特別支援教育に関する研究資料検討会、⑥保護者対応と連携のコツ、⑦校内委員会と事例検討、⑧障害児支援における保護者連携、⑨人がことば
  を使うことの不思議ー発達過程からのアプローチー のべ585名が参加しました。

・現職教員等のための諸資格取得サポ-ト
  心理士や特別支援教育関連資格などの取得のための研修、スーパーバイズ6名(のべ19回実施)

・文部科学省特別支援教育推進ネットワーク委員会への出席
  国立大学教育実践研究関連センター協議会「特別支援教育部会」幹事として委員会に出席しました。
  (新型コロナウイルス感染症の影響により開催はなくメールによる情報提供を行いました)
『学校適応・不登校支援』事業室による幼稚園、小・中・高等学校における相談指導及びコンサルテーション(2022年度実績)
・ 教師のためのメール相談
  4月~12月のべ92件92事例(2022年1月~3月 開設準備期間)

・学校不適応相談室(本センターのサロン型)の運営
  4月~12月のべ31相談事例(2022年1月~3月 6相談事例)

・教育委員会・学校・センター等と連携した臨床心理分野大学院生の相談員補助の派遣
  相談室の運営や児童生徒の学習指導、心理的な援助を行い、スクール・カウンセラーのインターン活動として相談活動を行っています。
  2022年度は、都立高校2校と小学校4校、中学校8校、私立高校2校、教育支援センター1機関、幼稚園2園に、12名の大学院生を派遣しました。

・ミニハンドブックの発刊
  ≪現職教員に知っておいて欲しい≫知的障害児教育の特別の教育課程に関する解説ミニハンドブックー『各教科の指導』『各教科等を合わせた指導』『自立
  活動』ーを1500部刊行し配布しました。
特別支援教育・教育臨床の支援教材の活用事業
教育、研究活動における心理検査などの支援教材の活用や、大学公開講座、生理指標による評価の活用研究等を行っています。
現代教育課題に関わる研修支援事業
東京学芸大学における教育講演会や文献目録の発刊、本センターに開設した防災学習室における防災学習事業等を行っています。
特別支援教育におけるICT活用に関する支援
教育現場でのICT活用に関して、教育関係者に対する情報提供等を行っています。