司書研修の報告

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「小学校の読書教育の現状と課題」

2025-09-07 06:43 | by 村上 |

2025年、9月6日土曜日、オンライン研修「小学校の読書教育の現状と課題」を開催しました。たいへん好評だったため、I Dig Edu で有料(500円)ではありますが、視聴できるようにしました。対象は、小学校となっていますが、中高の読書に関わる皆さまにも役立つ内容となっています。ぜひご視聴ください。(画像をクリックすると、I Dig Eduにとびます。)

その1 講演 海外の実践から学ぶ日本の読書教育 (足立幸子先生)
 
 今回の講演では、以下のような定義のもとお話しいただきました。
  • 読書教育: より大きな概念で、教師だけでなく様々な人が、教科指導だけでなく多様な場面で行うもの。
  • 読書指導: 教師や学校が教科指導として行うもの。より限定された場面での指導。
  • 読書活動: 子供の側から見た行動。
「集団」と「個人」、「交流」と「紹介」についても以下のように定義しました。
  • 集団的交流系: 複数の人が同じ本を読み、考えたことを交流する活動。
  • 個人的紹介系: 一人の人が本を読んで「自分はこう思った」と他の人に紹介する活動。他の人はその本を読んでいないことが前提。
 その上で、集団的交流系読書活動(7種類)
  1. 交流型読み聞かせ
  2. アニマシオン
  3. リテラチャー・サークル
  4. インクワイアリー・サークル
  5. ジャンル研究(Genre Study)
  6. イントゥブックス(パートナー読書)
  7. 読者想定法
  個人的紹介系読書活動(3種類)
  1. ブックトーク:
  2. ビブリオバトル
  3. 探究的読書(並行読書)
 についてお話をいただきました。
 
その2 狛江市立緑野小学校における実践例(田揚江里先生)
 
 1. 実践の背景と課題
 2. 緑野小学校の読書指導の特徴
 3. 10年間の実践の成果
 
3 これからの日本の読書教育への期待と考察(対談)
 日本の読書教育の現状と課題、そして今後の展望について活発な議論が交わされました。
 
 詳細は、ぜひ動画をご視聴ください。また、今後も有益な研修内容を、動画の形で提供していきたいと考えています。
                 (東京学芸大学学校図書館運営専門委員会 附属司書部会)
 

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