読書・情報リテラシー

一年生はクイズで分類あそび

2011-03-02 11:13 | by 吉岡(主担) |


3学期の図書の時間です。

「今日はクイズから始めます。」クイズが大好きな子どもたちは身を乗り出します。

「間もなく2年生になるあなたたちは、学校のこと、メディアルームのことなどお相手さんの1年生から色々なことを聞かれるでしょう。メディアルームに来て『山手線の本はどこ?』って聞かれたらどうしますか?」と言うと、「6かなあ・・・。」「5かなあ?・・・」というつぶやきの中「はい、68です。」と答えた子どもがいました。「そうです。電車の本は68ですね。」

「じゃあ次は、恐竜の本?」「はい」とたくさん手が上がりました。恐竜好きが多いので、知っている子どもたちが大勢います。

「45」と答えが出たところで、「恐竜がどうして45という地球の所なのでしょう?」

「わからない」と言う声に、司書が「恐竜が生きていると思う人はいますか?」と質問をすると、「生きているわけ無いじゃない。絶滅したんだよ」という声があっちこっちで上がります。

「恐竜は、今は生きていません。見つかったのは骨ばかりです。それも、土の中から掘り出されました。そこで、地球の分類の所なのです。」

ほかの学年のように図書館オリエンテーションを行っていない1年生は自分が借りたい本の分類は自然に覚えていました。分からない時には、担任の先生に手伝ってもらったり、司書の所に聞きに来ていました。

このように3学期の図書の時間はクイズから始めることによって子どもたちは分類番号をより意識しはじめます。
 
 
                                                                                      東京学芸大学附属世田谷小学校 吉岡裕子

次の記事 前の記事