今月の学校図書館

こんなことをやっています!

東京学芸大学附属高等学校のコロナ対策への取り組み

2020-09-01 12:07 | by 岡田(主担) |

 本校の図書館は授業との協働を目指しています。
すでに、9月〜10月は授業使用の予約が教員から入りました。
1学年、8クラス、320名全員が3ヶ月近くに渡り図書館を活用する教科も複数あり、
年間で多い時には160時間近くの授業使用があります。
授業の進行上、図書館授業は日程が重なることもあり、先着順での使用とさせてもらっています。
グループでの話し合い、資料の共有、探求学習を行っていますので、三密という言葉がでてきて気がついたことは、まさに学校図書館は三密を結果的に目指してきたことだという事実でした。
加えて、学芸大学から200名近くの教育実習生の受け入れも始まります。
今回は、コロナ対策での学校図書館運営の模索の様子をお見せします。

  図書館正面の昇降口に対面型体温測定器を設置中

図書館正面の昇降口に対面型体温測定器を設置中

  入り口での手洗い、消毒の徹底

入り口での手洗い、消毒の徹底

QRコードのお知らせ

本校は以前から家庭でも図書館の蔵書検索ができるようにしていました。
そこで、スマホで生徒が気軽に検索できるように作ったQRコードのお知らせを
図書新聞、館外ポスター、ホームルーム等で周知しました。
パソコン周りでの感染を防ぎ、検索時間の短縮で三密を予防します。
スマホで本棚まで直接いけますので、便利だと生徒にも好評です。

QRコードのお知らせ

フェイスガードは家庭学習期間中に図書委員用に用意しました。
図書館授業でも必要な生徒や教員に貸し出す予定でいます。

OBがくれたマスコットと

(OBがくれたマスコットと)


本校の図書館は359.25㎡ 収容人員は140名です。
館内の第一閲覧・第二閲覧室、カウンターに透明のシールドを立てました。



以上のように環境を整え、1クラスは授業ができるように配慮しました。

当面は使用する椅子の数も1/3以下に減らします。
使えない椅子は急遽90ℓのゴミ袋で覆いました。


今後は11月にリモートで行われる公開研究授業も見据えて、
できることは行い、油断はしないとの気持ちでいます。

           (東京学芸大学附属高等学校 司書 岡田和美)

次の記事 前の記事