今月の学校図書館
こんなことをやっています!
東京学芸大学附属世田谷中学校
2011-03-03 14:39 | by 村上 |
♪今月の学校図書館♪


小説家を目指したきっかけから始まり、江戸が舞台の時代小説の書き手である千野先生ならではのお話がたっぷり聞けて、楽しいひとときでした。
千野先生、ご自分の文庫化された著書を50冊、この日参加した生徒のために持参して、プレゼントしてくださいました。先生の願いは、今日話を聞いてくれた生徒の中から、時代小説の良き読み手が何人か現れることです。きっと、そういう少年少女がでることでしょう。
図書館には江戸の本がたくさん!
図書委員会では、この講演会に向けて、江戸の本のコーナーを作りました。POPを書いて並べただけですが、この一年図書委員会で鍛えられた(?)図書委員さんたちはあっというまに江戸の本を見つけて、POPを書いていました。
図書館は50人も入るといっぱいなのですが、狭い空間で、じっくりお話を聞くのは、大きな会場で聞くとは違う良さがありますね。来年は、作家さんではないけれど、いろいろ特技がある本校の先生のお話を聞いたり、スクールカウンセラーの先生のワークショップなども開けたら・・・と、次なる企画を思案中です。


当日は、図書館の本と家庭科室の本をもちより、さらに、幼児のおもちゃに関する本や、幼児の成長に関する本なども用意。もちろん、いちばんやる気が起きる先輩たちの作品も用意しました。
☆図書館は、創作意欲を高めるのに役立つ場所!☆
生徒にも、今回初めて図書館を使ったのは、何かを企画したり、アイデアを考えるときに、手持ちの情報だけでなく、いろいろな資料にあたり、そして自分の感性をもとに作品をつくるという一連の作業に図書館が役立つことを実感してもらいたいからだと伝えました。
カウンター前のたくさんの本を前にして、いろいろ面白いつぶやきが聞けました。「私、子どもなんて嫌いだから、子どものおもちゃなんて作る気しないなぁ…。自分のおもちゃ作りたい。あっ!何これ、可愛い!これつくりた~い。」
本に出ている作品をそのまま作るのではなく、必ず自分なりの工夫をすることも、課せられています。みんな時間いっぱい取り組んでいました。
来年度、実際の作業に入ったときに、楽しみながら作品づくりができるといいなと思っています。
おまけのコーナー
挫折禁止というよりは、めげずに立ち上がろう!辛い時は楽しい本を!といったメッセージを込めてのコーナーです。
最近の電子顕微鏡はすごい!
この『ナノ・スケール 生物の世界』の写真があまりに迫力があったので、こんなコーナーもつくってみました。
(東京学芸大学附属世田谷中学校 村上)