測定値の表示

測定値の誤差を表すには、不偏分散の平方根に基づく平均誤差か、信頼区間に基づく統計誤差が用いられる。精密な測定値の誤差は最確誤差で表記される。  
推定値 b^の確かさ(つまり,不確かさ)を ξ/ b^ で表すこととし、不確定度τと定義すると、


と表示できる。  

零仮説による検定では、統計検定量t0 が所定のt分布の値より大きければ零仮説が否定され、その結果、直線が帰結される。

零仮説とは >>

t(φ, α) /t0τに等しいので、


であれば、直線を結論することができる。  
評価の座標のX軸では、τ≦1を条件として点数を表示している。この条件は「直線を見いだせる」実験を意味している。Y軸の得点条件a≦ 0.1686は、99.9%信頼区間のτ = 1 に相当する切片の値にもとづいており、| a |= 0.1686をもって切片を「零と見なせる」限界値とすることを意味する。したがって,得点領域に入った場合は、比例の関係を証明する実験といえる。