使用する主な器具

ホールピペット

溶液を一定体積、正確にはかり取る。

安全ピペッター

主に、ホールピペットで溶液を吸い上げる際に用いる。3つの玉が入っていて、その玉を押すことによってそこに空気が通るようになる。
<使い方>
1)①の玉を押しながら、中の空気を抜く。
2)ピペットの先端を溶液に入れ、②の玉を押し、吸い上げる。
3)必要量吸い上げたら、溶液をいれる器具にピペットの先端を入れ、③の玉を押し、溶液を出す。溶液を出し切った後、まだピペット先端等に溶液が残っていた場合、矢印の方向に押し、溶液を出し切る。

先端目盛り型メスピペット

器具の先端まで目盛りがついているメスピペット。そのため、目盛りを読んだとき、先端にある溶液を含む。

中間目盛り型メスピペット

器具の先端に目盛りが書いていないメスピペット。そのため、目盛りを読んだとき、先端にある溶液は含まれない。

注射器

液体を吸い上げるのに用いる。また、今回は中間メモリ型メスピペットに取り付け滴定をおこなう。

 

駒込ピペット

少量の溶液をとるときに用いる。目盛りは必ずしも正確ではない。

上図のようにゴムキャップをつけて用いる。ゴムキャップの大きさは、用いる駒込ピペットの大きさによって選ぶ。

駒込ピペットの持ち方 >>

温度計

温度を測るのに用いる。それぞれによって多少の誤差(器差)がある。そのため、どのくらいずれているかを知り、それによって温度を測らなければならない(補正)。

上図のように、ビーカーの中に氷を入れ、それにさして温度を測ることで器差を求める。氷の融点は0℃であるからそこからずれている分が器差である。