速度の温度依存性・活性化エネルギー

 

アレニウス(Arrhenius)は速度定数kと温度Tとの間に次式の関係を見いだした。

d lnk/d T =Ea/RT2   (12)

Rは気体定数である。Eaは活性化エネルギーと呼ばれ、速度定数の温度依存性を表す値である。式12を積分して次式を得る。


l nk=lnAEa/RT   (13)

  y =bx +a

ここでy = lnka = lnAb= –Ea/R,x = 1/Tとなる。
したがって、ln k 〜 1 / Tのプロットは直線を与え、直線の勾配からEaが求められる。

 

このプロットをアレニウスプロットという。Aは頻度因子と呼ばれる。EaAは反応に固有な定数である。
速度定数を指数関数で書くと次式となる。

k=Aexp(-Ea/RT)    (14)

データを整理しよう。

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計算ソフトで活性化エネルギーを見積もるとどうなるか見てみよう。

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