第二週

今週行うこと

○反応速度の表現を理解する
○実験操作のフローチャートを確認する
○データから過酸化水素の初濃度を求める
○データからExelにより経時変化のプロットを作成する
○スモールスケール化の利点について理解する

① 反応速度実験
  →原理
  →実験の前に・・・
  →実験操作
  →使用する主な器具
  →実験フローチャート
② GreenChemistryについて
③ Excelについて

予習

□ 実験に用いる試薬(過酸化水素・硫酸・鉄ミョウバン・過マンガン酸カリウム)の物性や劇物・毒物の区分について調べる。
  (「実験を安全に行うために」のほか「化学大事典」等でも調べておくこと)
  実験ノートに手書きでまとめ、実験の安全について考える。
□ 文献の出典は本の奥付(裏表紙の前の頁に記載されている出版社や発行年等の情報)に基づき、必ず記載すること。今回は第一回ガイダンスWdClass p.10のWeb利用の特例を適用する。
  試薬の調製ビデオを視聴し、硫黄および過マンガン酸カリウムについては下記の参考書の抜粋も参考にして、それらの水溶液を調整する際の注意事項を記せ。

過マンガン酸カリウムは不純物を含んでいることが多く有機物その他によって分解しやすいから、その1.6g~1.7gを純水1Lに溶解し、1~2時間静かに煮沸し、1夜暗所に放置する。上澄み液をガラスフィルターなどでろ過し、約30分間蒸気洗浄したかっ色びん中に保存する。

参考書:東京大学教養学部化学教室編,”化学実験(第3版)”,東京大学出版会(2005),p.82より

□ 工程図(フローチャート)を描く。
□ 指定のビデオを視聴し、作成したフローチャートに気づいたことを赤字で追記する。
  注意事項の例:温度計の補正の操作、触媒(鉄ミョウバン)投入時の操作

課題

1.初濃度の滴定で求めた値から、過酸化水素の初濃度(Co)をmol L-1単位で求めよ。
2.実験で得た値を用いて「経時変化」と「k-プロット」のグラフを実験ノートに描き,kの値をmin-1 単位で読み取る。